■「razr 5G」日本上陸は期待できそう
松原社長は「razr 5Gを日本のお客様にお届けできるよう、現在準備を進めている。razr 5Gは大画面を折りたたんでポケットに入れられるだけでなく、質感の高い素材や画期的なヒンジ機構など、モトローラ製品のクオリティの高さを実感いただける製品。是非楽しみにお待ちください」と語る。これは相当、期待しても良いだろう。
松原社長が3つ目の軸として考えているのが、日本市場特有のニーズをとらえた製品の展開だ。
「防水やFeliCaだけでなくサイズ感やデザインなど日本のニーズに向き合った製品を出していきたい。日本にはいろいろお客さんがいて、様々なニーズが存在する。1つのモデルで全てのニーズを捉えることはできない。より深掘りしてニーズを見極めていきたい」という。
ただ、日本仕様を取り込んだ製品となると、グローバルの発表、発売からどうしても時期が空いてしまうことがある。結果、日本のユーザーとしては日本上陸した頃には目新しさに欠け、購入意欲が減退しているということも多い。
松原社長は「グローバル発売後、すぐに日本で発売するには苦労を強いられるが、オペレーションで慣れていき、タイムラグなく、発売できるようにしたい」と意気込んでいる。
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