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Core i9-10900Kと0.1GHz差しかない

Core i9-10850Kが突如Intel ARKに登場

2020年07月28日 18時20分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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Intel ARKに新製品「Core i9-10850K」が追加

 Intelは同社の製品情報紹介サイト「Intel ARK」において、デスクトップPC向け第10世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Comet Lake-S)のラインアップに新モデル「Core i9-10850K」を追加した。10コア/20スレッド仕様でIntel Turbo Boost Max Technology 3.0やIntel Thermal Velocity Boostに対応と、現行の第10世代Core i9プロセッサーの特長を備える。型番からCore i9-10900系とCore i7-10700系の間に入るSKUとなるが、主だったスペックは以下にまとめてみた。

Core i9-10850Kとその近傍のK付きSKUの主なスペックまとめ

 一覧してみると、K付きではあるもののKF型番と同様、vProやSIPP、TXTへは非対応であること以外、際立った特徴はなさそうだ。Intel ARKでは対応ソケットの記載が省かれているが、サーマル・ソリューション仕様にはほかのSKUと同じCPUクーラー名があるので、これはおそらく記載漏れ(何らかの事情でよくあることではある)でLGA1200で間違いないだろう。

 というわけで、コンシューマー向けのデスクトップPCユーザーにとっては、「Core i9-10900Kから1bin下げた廉価版」という位置付けが正しい捉え方だと思われる。ただし、問題は価格だ。Intel ARKに記載はないが、事前に情報を得ていたと思われる海外メディアによれば、価格は453ドルとCore i9-10900KFの10~21ドル安(日本円で約1054~2213円)である。

 現在、日本市場ではCore i9-10900KFが6万7000円前後。流通量と相まって多少価格が荒れ気味の第10世代Coreプロセッサーだが、Core i9-10850Kが即市場投入されると仮定すると、6万5000~6万6000円程度になるのではないかと予想される。仮に6万円台前半ならかなりお買い得感があるだろう。Core i9-10900Kの市場価格は7万2000円前後。たった0.1GHzしか変わらないCore i9-10850Kが6万円そこらで手に入るとしたら、夢のある話ではある。

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