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ファーウェイ通信 第126回

「HMS」って何? Androidスマホと何が違うの?

あのアプリやサービスは使える? ファーウェイのHMS搭載スマホ「P40シリーズ」のアプリ状況徹底入門

2020年07月15日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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あのアプリ、サービスは最新のファーウェイ製スマホでどのくらい使える?

 ここからは、筆者が普段から利用しているものを中心に、著名なアプリやサービスがHMS採用端末で動作するのかをチェックしていく(※アプリやサービスの動作状況は、実際に検証した7月5日時点の情報です)。

 まずは、グーグルの各種サービス。筆者がよく利用しているのはGmailとGoogleカレンダー、Googleマップ、Googleドキュメントだが、いずもウェブ版が用意されている。細かなところを見ていくと、アプリ版とは機能が若干異なることもあるのだが、基本的な部分については問題なく動作する。Gmailについては標準の「メール」アプリからも利用可能。メールは一定間隔ごとの確認になり、リアルタイムでのプッシュ通知は不可能だが、十分に実用的だ。

YouTubeはこのとおりにウェブブラウザー経由で視聴可能。Gmailは純正のメールアプリに簡単にアカウントを登録できる

 仕事をするうえでは、WordやExcel、PowerPointといったオフィス文書のやりとりも必須だ。HUAWEI AppGalleryではマイクロソフトによって「Microsoft Office」というアプリが用意されており、当然ながら上記3種のファイルを扱える。端末内のファイルはもちろん、アプリからOneDriveなどのクラウドストレージに直接アクセスもできる。

 ただ、Office文書のやりとりの際によく使っているOneDriveのアプリは、HUAWEI AppGalleryでは提供されていない。ウェブ版が利用可能だが、アプリの使い勝手に慣れてしまっていることもあって、若干の手間を感じた。また、端末内の写真や動画を自動アップロードしてくれる、アプリ版の機能を利用できないのは残念だ。

 SNS関連では、Facebookは公式サイトからアプリ本体を直接ダウンロードし、問題なくインストールして利用できた。InstagramはHUAWEI AppGalleryでは提供されておらず、ウェブ版にアクセスするのが基本。Twitterはウェブ版はもちろん、Phone Cloneで引き継いだ純正アプリでも利用できた。

 LINEは、前述のようにHUAWEI AppGalleryからインストールすれば、メッセージのやりとりや無料通話などの主要機能はまったく問題なし。ただ、スタンプや着せかえの購入では、コインチャージの段階でエラーが出てしまった。Googleドライブを経由するトーク履歴の移行も不可能だった。

Facebookは単体でのアプリダウンロードが可能(出所:Facebook)

LINEはフル機能のバージョンがHUAWEI AppGalleryに用意されている(出所:LINE Corporation)

 スマホの決済系サービスをあまり利用していない筆者だが、銀行が提供するネットバンキング用アプリはよく使う。メインで利用しているのは三菱UFJ銀行と三井住友銀行で、いずれもHUAWEI AppGalleryではアプリの提供がなかった。セキュリティーには特に気を使うジャンルのアプリであるため、公式アプリの提供が望まれるところだろう。

 エンタメ関連では、Netflix、Amazon Kindle、Amazonプライムビデオ、DAZN、SmartNewsをよく利用している。前述したようにAmazonアプリストアを導入すると、Amazonのサービス用アプリが入手できるが、そのほかにDAZNもアプリがインストール可能だった。NetflixとSmartNewsは比較的利用機会が多いだけにアプリが無いのは残念。Petal検索すると外部アプリストアにアプリがあるようだったが、個人的には最も充実を希望しているジャンルだ。

AmazonアプリストアからはAmazon上のサービス用のものを含め、さまざまなアプリがダウンロードできる(出所:Amazon)

 HUAWEI AppGalleryでアプリが提供されているものでは、NAVITIMEが便利でオトクに感じた。問題なく動作し、現在は対象スマホ(HUAWEI P40シリーズ)の購入でプレミアムコースが1年間使い放題になるキャンペーンも実施中だ(9月12日まで)。外出の機会が限定されている昨今だが、電車移動などの際に重宝しそうだ。

 今回、HMS採用の最新ファーウェイ製スマホを実際に使用してみて感じたのは、仕事についてはほぼ問題なくこなせそうだということ。筆者は原稿執筆や編集などの作業はPCが中心で、スマホではメールや資料のチェックが主な使い方だが、同じようなワークスタイルの人にはオススメできる。

 またSNSも、FacebookとLINE、そしてTwitterが使えれば、多くの人にとって大きな問題はないのではないだろうか。一部動作しない機能があるのは事実だが、今後のアップデートに期待したいところだ。

 一方、動画配信や音楽配信、電子書籍などのエンタメ関連はやや発展途上という印象も受けた。ウェブ版で代替できるものもあるが、やはりアプリのほうが使い勝手は良いため、今後のラインアップ拡充が望まれる。

 HUAWEI AppGalleryでのアプリのインストールについては、Google Playでの手順とそれほど変わらないため、初心者でも迷うことはないだろう。ただ、Petal検索を利用して、公式サイトから直接ダウンロードしたり外部アプリストアからインストールするのは、少しだけハードルがあるかもしれない。親や子供が使う場合は最初に少し手伝ってあげるといいだろう。

 

※HUAWEI AppGallery、AppGalleryはHuawei Technologies Co.,Ltd.の各国における登録商標又は商標です

   

提供:ファーウェイ・ジャパン

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