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ファーウェイモバイルPC、HUAWEI MateBook X Pro NEW ロードテスト 第1回

3:2で約13.9型のディスプレーが高い作業効率を生む!

ハイエンドモバイル、ファーウェイ「HUAWEI MateBook X Pro NEW」の魅力に迫る

2020年06月05日 11時00分更新

文● 飯島範久、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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外付けGPUを搭載する強力な処理性能
冷却システムも強力ながら騒音はほとんどない

 こうした薄型大画面を備えたボディーデザインながら、性能面で妥協を許していないのが本製品の魅力だ。CPUには最新のインテル第10世代Core i7-10510U(1.8GHz、最大4.9GHz)を搭載。4コア/8スレッドで、従来製品のCore i7-8550Uと比べて、最大動作周波数は約7%アップし、約5%の速度向上をしている。

排気口がしっかり設けられているが、ファン音はほとんどしない

 さらに、GPUとしてNVIDIA GeForce MX250(2GB)を採用。CPU内蔵のGPUと比較して、約3.5倍の性能を発揮する。従来製品でも上位モデルにNVIDIA GeForce MX150(2GB)を採用していたが、より強化した形だ。薄型モバイルPCだと内蔵GPUが一般的だけに、グラフィックが強化されている点は、写真や動画の編集作業をする機会が多いユーザーには注目してほしい。

 CPU+GPUを搭載しているなると、冷却と排熱の処理が気になるところだが、静音性の高いシャークフィン2.0デザインと、側面と背面の3箇所から新鮮な空気を取り入れ効率的に冷却・排熱する「スマート冷却システム」を採用するとのこと。実際に使ってみると「あれ? これってファンレス設計だっけ?」と勘違いするほどの静かさだ。次回ロードテストではベンチマークテストの結果を掲載予定だが、そうした負荷をかけた処理でもほとんどファン音は聞こえない。これだけ静かなら、図書館などの静寂性を要求される場所でも比較的安心して利用できる。

 メモリーは16GB、ストレージはPCIe接続の高速SSDとなっている。こちらも十分以上なサイズで、1台でさまざまな作業をこなすことができる。

モバイルPCでありながら充実したインターフェース
ポップアップカメラや指紋センサー内蔵電源ボタン

 薄型のモバイルPCだと、どうしても端子類が削られがちな印象だが、左側面にUSB Type-C端子を2つ備え、ともにUSB Power Delivery(USB-PD)による充電やDisplayPortによる映像出力に対応している。たとえば、ここにUSB Type-C対応の4Kディスプレーを接続すれば、映像を出力しつつ充電も可能。外出先から戻り自宅やオフィスで作業する際はケーブル1本挿すだけで済み、しかも大画面で作業効率が大きく高まるだろう。

 また、右側面にはUSB 3.0 Type-A端子も備えている。最近はType-C接続の周辺機器も増加してはいるが、以前から使っている機器やUSBメモリーなどを利用したいときに、変換アダプターなしで利用できるのはありがたい。

 本製品にはさらに、D-sub15ピンやHDMI端子などが用意されている「HUAWEI MateDock 2」が同梱されているので、別途アダプターを購入せずとも従来のディスプレーを接続できる。こうした心遣いもうれしい点だ。

本体にもUSB Type-Cに加えて、従来のUSB Type-Aが用意されているが、さらに拡張ドッグも付属。これによりHDMIやD-sub15ピンのディスプレーへの接続も可能になる

 バッテリー容量は57.4Whで、連続ビデオ動画再生は約12時間となっている。標準付属のUSB Type-C接続のACアダプターは急速充電にも対応しており、約2.5時間でフル充電が可能。

 キーボードまわりは、今回お借りした評価機は英語キーボードだったが、タッチはしっかりしているほか、キートップも大きい打ちやすいアイソレーションタイプ。バックライトはもちろん搭載されている。

キートップはタイピングしやすいサイズで、静音性も高い

もちろんキーボードバックライトも搭載。暗い場所でのタイピングには必須の機能だ

 キーボードのファンクションキーの間には、押すとポップアップするポップアップカメラが用意されている。この方式なら、物理的にカメラレンズを隠せるため、セキュリティー的にも安心。最近は「おうちで飲み会」も流行っているので、終了後カメラを隠してしまえば誤って映像を垂れ流しという危険もない。

ウェブカメラはキーボードの位置からポップアップするタイプ。使わない場面では物理的に収納することでセキュリティーを確保

 また、右上にある電源ボタンは、指紋認証センサーも兼ねている。Windows Helloに対応し、指を触れるだけでサインインできる。こうした生体認証がしっかり搭載されていることで、セキュリティー的にも利便性的にも高いものに仕上がっている。

電源ボタンは、指紋認証センサーも兼ねている。指紋の認識はスマホ譲りのスピードと精度

 キーボード両サイドにある網目の下には、ツイーターを搭載。底面にも左右にサブウーファーを搭載しており、音の広がりとクリアな音色を奏でてくれる。これだけ薄いのに力強い発音と包み込まれるようなサラウンド感は、ネット動画を楽しむのにうってつけだ。

 今回はほんのさわりだけだったが、16:9の縦横比に慣れていた筆者にとって、3:2の約13.9型ディスプレーはかなり広大に感じ、縦方向が長いほうが作業がはかどることを実感した。使っていても、ファンの音が聞こえないので、作業のさまたげにもならず、実に快適だ。

 次回は、定番のベンチマークも含めて、より具体的に使い込んで、本製品の魅力をより深堀りしていきたい。

ファーウェイ「HUAWEI MateBook X Pro NEW」の主なスペック
CPU Core i5-10210U
(1.6GHz/最大4.2GHz)
(4コア/8スレッド)
Core i7-10510U
(1.8GHz/最大4.9GHz)
(4コア/8スレッド)
グラフィックス Intel UHD Graphics 620 NVIDIA GeForce MX 250
メモリー 16GB(LPDDR3)
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
ディスプレー 約13.9型(3000×2000)、タッチ対応
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2 MIMO)
インターフェース USB Type-C×2(データ転送/USB-PD/画面出力対応)、
USB Type-A、ヘッドフォン
サイズ 約304×217×14.6mm
重量 約1.33kg
バッテリー駆動
(JEITA2.0基準)
14.6時間 14.9時間
カラバリ スペースグレー
OS Windows 10 Home 64ビット
市場想定価格(税抜) 17万9800円 23万9800円

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提供:ファーウェイ・ジャパン

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