ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアで取り扱われているXperia 5。価格は、9万円程度で、スペックはハイエンドの部類に入ります。Xperiaシリーズでの位置づけとして、Xperia 1に対する廉価モデルというよりは、順当進化を遂げた後継モデルとも表現できる端末ではないでしょうか。筆者としては、ここ数年のXperiaでは一番気に入った端末でして、オススメできるポイントを大きく3つ紹介します。
縦長画面が活きるスリムなボディー
Xperia 5のサイズは、約68×158×8.2mm(仕様の数値はソフトバンク版を参照、以下同)であり、細くてスリムなボディーが特徴的。Xperia 1の幅72mmと比べると、4mmほど抑えられています。
筆者の手では、片手でホールドしたときにしっくりくるサイズだと感じました。キャリアモデルらしく、おサイフケータイ、防水にもきっちり対応しているので、日常利用にオススメしやすい機種です。
同機は、6.1型で解像度はフルHD+。21:9というXperiaならではの縦長画面を採用していることで、「コンパクトだけど画面が見づらい」という事態にならず、「コンパクトなのに画面が見やすい」と感じる希少な端末です。
マルチウィンドウを利用する際も、縦長画面と相性が良いのは言わずもがな。アプリのYouTubeを見ながらLINEをしたり、検索をしながらメモを取るような使い方に適しています。特に、横持ちで動画を再生しつつ、別ウィンドウを見られるので、通知・返信や検索作業で動画再生が途切れさせることがないのがうれしいところ。
シリーズ独自のUIとしておなじみになりつつある「サイドセンス」にも対応。左右の画面の縁をダブルタップすることでよく使うアプリのアイコンを表示させたり、片手操作モードへの切り替えが可能です。また、ダブルタップ以外にも、画面縁を上スワイプでマルチウィンドウを起動、下スワイプで戻る操作に対応しているのが重要。特に、Xperia 5くらいの縦長画面だと、ナビゲーションバーでの戻る操作が億劫になるので、画面縁を下スワイプで戻る操作は使いこなすと快適になります。
ただし、サイドセンスでの操作には慣れが必要。筆者もまだ百発百中では扱えず、この点は課題かな、と感じる一面です。「設定」→「画面設定」→「詳細設定」にある「サイドセンス」を選択し、「サイドセンスを練習する」をタップすれば、一通りの操作を学べますので、同機を購入する場合には、ここから何度か繰り返して練習することをオススメします。
この連載の記事
-
第478回
スマホ
「Zenfone 11 Ultra」は大型化路線! それは多くのニーズを満たすスマホへの進化 -
第477回
スマホ
ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック! -
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する - この連載の一覧へ