おサイフや指紋センサーなど
便利な機能はしっかり搭載
このほかの仕様についても触れておこう。OSはAndroid 10を搭載。有機ELディスプレーなので、普段の操作ではジェスチャー操作とダークモードを有効にしておくと、大画面を広く使いつつ消費電力を抑えられるのでお勧めだ。
生体認証はディスプレー内蔵の指紋センサーと、顔認証を併用できる。画面をダブルタップして、指紋認証センサーのみ対応のロック解除画面を表示することも可能だ。指紋認証センサーは指をどの向きで触れてもロック解除されるので、横持ちのゲーム中でもロック解除しやすい。
その他のインターフェースだが、おサイフケータイとNFC対応の非接触ICは、確定申告やマイナポイントで利用するマイナンバーカードにも対応。USB Type-C端子はUSB PDでの急速充電に対応している。内蔵ストレージは256GBと大容量だが、microSDカードには対応していない。フルセグ・ワンセグにも非対応なので、気になる人は注意しよう。
カメラは2眼だがAIでクオリティーの高い写真が撮れる
カメラは標準の1220万画素カメラと、超広角の2010万画素カメラを搭載。インカメラは800万画素だ。オートAI搭載で、日中や屋内、料理などをある程度綺麗に撮影できる。
ただ、夜景や明暗差の広いシーンでは、近年のカメラに力を入れたハイエンドスマホと比べると派手さに欠け、暗所の解像感も物足りなく感じた。
【まとめ】仕事からゲームまで
本気で楽しむ大人の軽量大画面モデル
AQUOS zero2をざっくり表現すると、普段使いで便利な軽量薄型モデルながらも、ゲームも快適に楽しめるモデルだ。ゲーミングスマホに魅力を感じるが、大きくデザイン面でも持ち歩きは難しいと断念した人にはピッタリのモデルだ。シャープのゲーミングモデルは初なので、本格的なゲーマーから見ると細かい機能の不足は気になるかもしれない。だが、大半のある程度ゲームを楽しむ層にはしっかり響くモデルに仕上がっている。
また、ゲームはそこまで遊ばないが、ビジネス向けにスリムで高性能なスマホが欲しい、飛行機や新幹線では映画を楽しみたい人にもかなりオススメできる。ゲーム以外の普段の操作もサクサクなうえ、軽量なので長時間の操作も楽だ。特に大画面活141gの軽さは、店頭で実機を手に取ると感動する。長く使う普段使いのハイエンドを探しているなら、ぜひ一度手に取ってみて欲しい。
この連載の記事
-
第478回
スマホ
「Zenfone 11 Ultra」は大型化路線! それは多くのニーズを満たすスマホへの進化 -
第477回
スマホ
ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック! -
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する - この連載の一覧へ