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CORSAIR「110R TG」は5インチベイ搭載PCケースの新定番

2019年12月12日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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小型のミドルタワーケースだが
ハイエンドビデオカードを搭載できる

 110R TGは奥行き短いため、対応マザーボードはATXサイズまでになるが、カード長は330mmまで対応するため、3連ファンVGAクーラー装備のハイエンドビデオカードの搭載も問題ない。

 ただ、330mmはフロントにファンやラジエーターを使用しない場合になる。ファンは取り付け位置をずらすことで対応できるが、水冷を導入する際は、ビデオカードの長さに注意したい。

奥行きが418mmになる110R TG。最大330mmまでのカード長に対応する

ATXマザーボードを取り付けてみると、上下はかなりギリギリだった。トップのケースファンは、マザーボードの固定と、CPU12Vケーブルの接続完了後に取り付けるのが良さげだ

裏面から2.5/3.5インチシャドウベイと、2.5インチ専用シャドウベイにアクセス。ケーブルの裏面配線スペースは、約15mmが確保されている

 最近のPCケースでは貴重となるフロントの5インチベイだが、110R TGは取り外し可能になっている。取り外すことでのメリットは、あまり見えてこないが、フロントラジエーターの取り付けに、若干だが余裕ができるので、取り回しが楽になりそうだ。

 また、ボトムに備わっている2.5/3.5インチシャドウベイも取り外しできる。シャドウベイを取り外すことでボトムスペースに余裕ができるので、本格水冷のポンプやリーザータンクも搭載できそうだ。

5インチベイは取り外しできるようになっている。ただ、メリットはフロントラジエーター取り付け時に、余裕ができる程度だ

ボトムの2.5/3.5インチシャドウベイには、樹脂製トレイが採用されている

シャドウベイのネジと、ボトムの4カ所のネジを外すことで、シャドウベイの位置変更や、取り外せる

120mmファン×3搭載時は、シャドウベイの位置をずらすことで対応。電源ケーブルがかさばるときは前方に取り付ければオッケーだ

シャドウベイを取り外すことで、ボトム部のスペースが大きく取れる。本格水冷のポンプ設置スペースに良さげだ

マザーボードトレイ部には、2.5インチシャドウベイが2基備わっている

フロントパネルを外した状態。フロントには120mmファン×3基を搭載できる

フロントには、280mmサイズのラジエーターを装備できる。なお、110R TGに限らず、フロント設置時はウォーターブロックの取り回しが、やっかいになる点は覚えておこう

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