いまやスマートフォンにおいて「カメラ」機能は最重要です。デュアルカメラは当たり前、トリプルカメラを搭載した端末も登場し、前面、背面合わせて5つのカメラを搭載した端末もリリースされています。
しかし、カメラの数が増えるほど当然コストはアップします。それをフリップするカメラ機構を採用することで、リアでもフロントでも4800万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラを活用可能にしたのがASUSの新型スマートフォン「ZenFone 6」です。
Snapdragon 855を搭載し
ゲーミングスマホ並みの性能を発揮
ZenFone 6は、CPUにクアルコム製「Snapdragon 855」、メモリーは6GBまたは8GB、ストレージは128GB/256GBのいずれかを搭載します。カードスロットはトリプルスロット仕様で、2枚のnanoSIMカードと同時に、最大2TBのmicroSDメモリーカードを装着可能です。
ディスプレーは6.4型FHD+(2340×1080ドット)のIPS液晶。輝度は600cd/平方mで、NTSCの色域を96%、DCI-P3の色域を100%カバーし、HDR10をサポートしています。ただ、ASUSのフラッグシップスマホなのに有機ELディスプレーを搭載していない点は、ちょっと残念ですね。
カメラは前述の通り、広角カメラ(4800万画素、F値1.79、1/2.0型、ピクセルサイズ0.8μm)と超広角カメラ(1200万画素、F値2.4、ピクセルサイズ1.6μm)のダブル構成。インカメラに切り替えるとカメラ部分がフリップして、4800万画素の超高解像セルフィーや、背景を広く収めた自撮りが楽しめます。
ZenFone 6のカメラフリップ機構にはもうひとつ利点があります。それはディスプレー側にフロントカメラが存在しないので、画面占有率92%の全画面ディスプレーを実現できていること。もちろん邪魔なノッチ(切り欠き)も存在しません。一見キワモノ的なカメラフリップ機構ですが、実際に使ってみると理に適った設計だなと感心させられます。
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