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Acrobat Readerモバイル版の機能が強化

Adobe Scan、最新アップデートで「キャプチャーモード」を追加

2019年05月24日 17時00分更新

文● 市川

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 アドビシステムズは5月23日、「Adobe Scan」の最新アップデート「キャプチャーモード」と、Acrobat Readerのモバイル機能強化に関する紹介をブログにて公開した。

Adobe Blogから

 Adobe Scanは、無料のOCR(文字認識)と「Adobe Sensei」のAIと機械学習のパワーを活用したモバイルアプリ。文書をスマホ(iOS、Android)のカメラで撮影するだけで、高品質とうたうAdobe PDFファイルへ変換できるとのこと。

 今回の最新アップデートで、スキャンごとにキャプチャーモードを切り替え、書類やフォーム、ホワイトボード、名刺などを写真のような精度で取り込むことが可能になったという。左右にスワイプするだけで簡単にキャプチャーモードを選択できるとのこと。

 対象をキャプチャーすると、Adobe ScanはAIを利用してインテリジェントに印刷文字を識別し明瞭化するほか、グレアやシャドウなどの不快な要素を除去。きれいに整理されたキャプチャーデータをAdobe PDFファイルとして保存・共有できるほか、Acrobat Readerモバイル版で記入や署名を実施するなど、さまざまな作業を可能にしたという。

Adobe Blogから

 Acrobat Readerモバイル版はAdobe Scanと互換性を持ち、デジタル文書の自動検索や数回のタップによる記入・署名などといったPDF機能を搭載。Acrobat Pro DCを購入したユーザーは、iPadやAndroidタブレットからPDFを編集、OfficeファイルをPDFに変換するといった作業にも対応しているという。

 5月には生産性、セキュリティー、ユーザビリティー機能の強化を含むAcrobat DCのアップデートをリリース。数ヵ月前にはリンクだけで文書の共有やレビューができる新機能など、協業性、連結性、可動性に優れたバージョンをリリースしたとのこと。

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