このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

さとうなおきの「週刊アジュール」 第72回

ハードウェアセキュリティモジュールを専有して使う「Azure Dedicated HSM」登場

Azureの新元号対応に関する技術情報を公開

2018年12月10日 11時30分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Azure App Service/Azure Functions:Azure Key Vault参照、ユーザー割り当てマネージドIDなど

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャのFaaS(関数サービス)です。

  • Azure App Service、Azure Functionsのアプリケーション設定での、Azure Key Vaultの参照(パブリックプレビュー)
  • ユーザー割り当てマネージドID(パブリックプレビュー)
  • App Service on Linux、Web App for Containersでの、マネージドIDのサポート(パブリックプレビュー)
  • Azure FunctionsのClaimsPrincipalバインディングデータ
  • CORS構成でのAccess-Control-Allow-Credentialsのサポート

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure Functionsのアプリケーション設定での、Azure Key Vaultの参照

Azure App Service:WordPress on Linuxテンプレート

 Azure App ServiceのApp Service on Linux向けの「WordPress on Linux」テンプレートが、アップデートされました。新バージョンでは、Apache/mod_phpがnginx/PHP-FPMに置き換えられています。

Azure Service Fabric 6.4のリリース

 Azure Service Fabricは、Windows Server/Linux上で動作するマイクロサービス・プラットフォームであり、コンテナーオーケストレーターでもあります。

 9月のIgniteカンファレンスで発表されていたAzure Service Fabric 6.4が、リリースされました。次のようなアップデートがあります。

  • Windows Server バージョン1803を使ったAzureクラスター
  • 自動バックアップ/復元サービス(GA)
  • EventStore API(GA)
  • Linuxクラスターイベントのsyslogへの送信

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure API Management:11月28日のアップデート

 Azure API Managementは、既存のAPIに対するAPIゲートウェイのサービスです。

 11月8日のアップデートに続いて、Azure API Managementの11月28日のアップデートがリリースされました。

  • 「ユーザーの招待」機能のセキュリティ強化
  • 「試してみる」機能のセキュリティ強化
  • 開発者ポータルのバグ修正
  • OpenAPIのインポート/エクスポートの信頼性向上
  • Azure Portalでの分析レポート(プレビュー)
  • .NET SDKの新バージョン

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure DevOps:Azure ArtifactsのPyPIサポート

 Azure DevOpsは、Azure Pipelines(CI/CDパイプライン)、Azure Boards(作業追跡ツール)、Azure Artifacts(パッケージ生成/共有)、Azure Repos(プライベートGitリポジトリ)、Azure Test Plans(テストソリューション)で構成される、開発チーム向けのサービスです。

 Azure Artifactsで、これまでサポートされていた.NET向けのNuGet、JavaScript/Node.js向けのnpm、Java向けのMaven/Gradleに加えて、Python向けのPyPI(Python Package Index)のサポートがプレビューとなりました。

Azure ArtifactsのPyPIサポート

Azure SQL Database:Azure Service Managementのサポート終了

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 Azure Resource Manager(ARM)は、Azure Service Management(ASM、クラシック)に代わる管理スタックです。

 Azure SQL DatabaseでのAzure Service Management REST API のサポートが、2019年12月1日で終了する予定です。Azure SQL DatabaseでAzure Service Managementをお使いの方は、Azure Resource Managerに移行してください。

 Data Migration Assistant(DMA)は、SQL ServerからSQL Serverの新バージョンやAzure SQL Databaseへの移行を支援するツールです。

 Data Migration Assistantの、移行先のAzure SQL Database SKUの推奨機能で、Azure SQL Database Managed Instanceがサポートされました。

Azure Data Factory:Azure Data Lake Storage Gen2コネクタのサービスプリンシパル/マネージドID認証

 Azure Data Factoryは、データ統合サービスです。

 Azure Data FactoryのAzure Data Lake Storage Gen2コネクタで、共有キー認証に加えて、サービスプリンシパルとマネージドIDによる認証がサポートされました。

 それでは、また来週。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事