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フェイスブック、米中間選挙へ向けたハッキング防止策の中身

2018年09月18日 17時56分更新

文● Charlotte Jee

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フェイスブックは米国の選挙に干渉しようとする「悪人」への防御を強化している——。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がフェイスブックにこんな3260語の投稿をした

ザッカーバーグCEOによると、フェイスブックは「毎日数百万件の偽アカウント」をブロックする機械学習システムを構築し、昨年10月から今年の3月にかけて10億件の偽アカウントを凍結したという。また、安全性とセキュリティ対策に取り組む人員を去年の1万人から、今年は2万人以上に倍増させたとのことだ。

具体的な事例として、フェイスブックは、ブラジルやミャンマーにおける偽情報拡散キャンペーンを排除しながら、イランやロシアといった国家主導の工作を阻止したと述べている。また、ザッカーバーグCEOは、詳細については触れていないものの、フェイスブックが11月の米国中間選挙に先立ち「組織的な連係動作」を検知したと述べている。

だが、「悪人」や「敵」といった言葉が実際に何を指しているのか、ザッカーバーグCEOはまったく説明せずに使っている。フェイスブックのこれらのハッキング防止策は、現在の体制に対する政府の批判を招く危険がある。

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