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価格が1.9倍のi7-8700に動画変換で勝利!Ryzen 5 2600のコスパがヤバイ

2018年09月28日 11時00分更新

文● 紅月 蛍 編集●ジサトラ ハッチ

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 昨今のPC自作パーツ市場において、今年4月には第二世代Ryzenの2000シリーズが、また、第二世代Ryzen Threadripperの解禁が8月にあるなど、新しいAMD CPUの相次ぐ発売で盛り上がりをみせています。

 新しいRyzenの中での売れ筋と言えば、やはりどこを見ても「Ryzen7 2700X」や「Ryzen5 2600X」といった、所謂「X付き」のモデルでしょう。その中でひっそりと影を潜めているXが付いていないもの所謂「無印」の存在です。

 実は、この「無印が影を潜めている」状況は、日本「だけ」で起こっているということはご存知でしょうか。海外ではコストパフォーマンスを比較した性能により、「無印」の方が売れ筋が先行していたのです。

 この記事が掲載される頃には、もしかしたら逆転しているかもしれないので、ここはあえて「先行していた」という事後報告的な言い回しを使わせて頂きますが、海外市場では、そういう傾向にあるということはご承知おき下さい。

 さて、当初よりその現象が気になっていました。まずは、価格や使用上の性能が近いなど、購入時に比較されるであろうインテル製CPUとスペックで比べてみます。Ryzen7 2700の対抗としては、第8世代の「Core i7-8700」を、Ryzen5 2600の対抗で「Core i5-8500」をそれぞれ引き合いに取り上げてみました。どちらもRyzenのXなしに合わせて、オーバークロックが可能な「K」付きではないモデルです。

Ryzen7 2700 Core i7-8700 Ryzen5 2600 Core i5-8500
CPUコア数 8 6 6 6
スレッド数 16 12 12 6
ベースクロック 3.2GHz 3.2GHz 3.4GHz 3.0GHz
ブーストクロック 4.1GHz 4.6GHz 3.9GHz 4.1GHz
メモリータイプ DDR4 DDR4 DDR4 DDR4
最大メモリ速度 2933MHz 2666MHz 2933MHz 2666MHz
最大温度 95度 100度 95度 100度
TDP 65W 65W 65W 65W
価格帯 約3万5000円 約3万6000円前後 約1万9000円前後 約2万3000円前後

 Ryzen2000シリーズは全体的にクロックが高めなインテルに対して、コアやスレッド数が多い。RyzenもCore iシリーズも「無印」は「X付き」や「K付き」よりTDPが65Wと低めになっている。また、Ryzenはコアやスレッド数が多いため、最大温度はインテルよりも低い。インテルのTDPの算出は、アイドル時のワット数と高負荷時ワット数との平均値と、AMDと異なるため、公表数値で同じでもAMDの方がTDPが低い傾向にあることも考慮するれば、スペック表だけみてもRyzenの方が優秀と言える。

 では、そのスペック上の違いがどのような差を生むのか、実測して確認してみたい。

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