従来モデルよりも充電しやすく進化した
充電はマグネット式を採用した専用ケーブルを、時計本体の背面に貼り付ける。充電ケーブルに接点があり本体の端子と接続する方式だが、本体側の端子はリング上になっており、ケーブル側の端子がリング上のどこに接触しても充電可能。そのため充電時のケーブルを出す方向に、融通が効く。
こういったマグネット式で接点をあわせる充電方法の場合、ちょっとした衝撃で接点がズレてしまい、気がつくと充電できていなかったというケースも多かったが、これならそういったトラブルをある程度防げそうだ。
また高速充電も採用しており、1時間の充電で80%まで充電できるので、うっかり充電を忘れてしまったときもすぐに使用できるレベルまで充電可能。ちなみにテストで満充電から装着し続けると、約21時間でバッテリーがなくなりシャットダウンとなった。通知やメッセージのチェック、心拍数の計測だけでなので、GPSを使ったトレーニングのトラッキングなどの機能を使った場合は、もう少し短くなる。
実用レベルで言えば、日中使って帰宅したら充電というサイクルはこれまでのモデルと変わらないものの、充電時間が短くなっているので、就寝時もつけっぱなしにしておいて、翌朝起きてから自宅を出るまでの間に充電といった使い方もできそうだ。
OSには「Wear OS by Google」、プロセッサーは「Snapdragon Wear 2100」を搭載している。本体右側面に3つのボタンを配置し、上下のボタンにはそれぞれ起動させたいアプリが割り当てられる。使用頻度の高いアプリを設定しておけば、スムーズに使いこなせる。中央のボタンは電源のほか、インストールアプリ一覧の呼び出しや、長押しでGoogleアシスタントの呼び出しにも対応している。このあたりの使い勝手は従来のモデルと同じなので、前のモデルを購入しているユーザーが買い換えてもストレスなく使えるはずだ。
充電時間が大幅に改良され、GPSや心拍センサーの搭載によりスマートウォッチだけでトレーニングに出かけて、キッチリとログが残せるようになっている。初めてスマートウォッチを購入するユーザーはもちろん、Wear OS搭載のスマートウォッチを使っていて、そのあたりに不満があるユーザーには、買い換えの候補にオススメできるモデルだ。