さとうなおきの「週刊アジュール」 第49回
Azure SQL Data Warehouseのバックアップ/復元を強化
Azure App Service on LinuxがJavaをサポート
2018年08月09日 08時00分更新
Azure HDInsight:ドメイン参加済みクラスターでのOozie
Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。
Active Directoryドメインに参加済みのAzure HDInsightクラスターでOozieワークフローを利用可能になりました。
詳細は、ブログポスト「Build secure Oozie workflows in Azure HDInsight with Enterprise Security Package」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Storage:SDK v10 for Java
ストレージサービス「Azure Storage」で、Java向けのSDKの最新バージョンv10のプレビュー(10.0.1-Preview)がリリースされました。
Azure Storage SDK v10 for Javaは、RxJava、Nettyを活用して非同期プログラミングモデルをサポートすることで、スレッドプールを管理することなく、Azure Storageへのパフォーマンスの高いアクセスを実現します。
詳細は、ブログポスト「Build richer applications with the new asynchronous Azure Storage SDK for Java」、GitHubリポジトリをご覧ください。
Azure DevTest Labs:必須の成果物
Azure DevTest Labsは、VMベースの開発/テスト環境の用意を容易にするサービスです。
Azure DevTest Labsのラボで、VMに必ずインストールされる「必須の成果物」を構成できるようになりました。
詳細は、更新情報「Azure DevTest Labs: Configure mandatory artifacts for your lab」、ブログポスト「Configuring Mandatory Artifacts for your Lab」をご覧ください。
Azure Security Center:アダプティブアプリケーション制御など
Azure Security Centerは、Azure リソースのセキュリティの可視化と制御を行うサービスです。
2017年12月にパブリックプレビューになっていたAzure Security Centerの「アダプティブアプリケーション制御」(適応型アプリケーション制御、Adaptive application controls)は、ホワイトリスト規則を使って、VM上のアプリケーションをマルウェアなどから保護します。
今回、アダプティブアプリケーション制御がGA(一般提供)になりました。
詳細は、ブログポスト「Security Center’s adaptive application controls are generally available」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Security Centerの6月22日のアップデートとして、次の3つのアップデートがあります。
- Azure Portalの「サブスクリプション」ブレード内のAzure Security Center
- 「脆弱性評価」機能での、Rapid7のサポート
- Azure PortalのVM構成ブレードでの、ジャストインタイムVMアクセスの構成
詳細は、更新情報「Azure Security Center update July 22」をご覧ください。
Azure Advisor:RIなどに関する推奨
Azure Advisorは、ベストプラクティスに従って、可用性、セキュリティ、パフォーマンス、コストの最適化のための推奨をしてくれるサービスです。
Azure Advisorで、次の事項に関する推奨が追加されました。
- Azure Reserved VM Instances(RI)によるコスト削減
- Azure Service Healthアラート作成
- Azureサポートプラン
- Azure Traffic Managerの構成
詳細は、ブログポスト「New recommendations in Azure Advisor」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Log Analytics:「Custom Logs」カテゴリ
Azure Log Analyticsは、Azureやオンプレミス環境のリソースのログを収集、分析するサービスです。
Azure Log AnalyticsのUIで、これまで「Log Management」カテゴリ配下に表示されていたカスタムログが、「Custom Logs」カテゴリ配下に表示されるようになりました。
詳細は、更新情報「All Analytics custom logs are now grouped under the schema “Custom Logs” category」をご覧ください。
Azure Automation:署名済みRunbookのみの実行
Azure Automationは、PowerShell/Pythonベースのプロセス自動化、構成管理、更新管理のサービスです。
Azure AutomationのHybrid Runbook Workerで、署名済みのRunbookのみを実行するように構成できるようになりました。
詳細は、更新情報「Run signed runbooks in Azure Automation」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Marketplace:6月後半にリリースされた製品
Azure Marketplaceは、Azureに対応したサードパーティーのソフトウェアやサービスを探すことができるマーケットプレースです。
6月前半にリリースされた製品に続いて、Azure Marketplaceで6月後半にリリースされた製品がまとめられています。
詳細は、ブログポスト「Azure Marketplace new offers: June 16–30」をご覧ください。
それでは、また来週。
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