ナチュラルな色で撮れるカメラ
選べるガイド線が重宝
カメラは背面が1640万画素、前面が800万画素。初期設定のままでキレイに撮れるが、「くっきり」「ふんわり」「接写」などの撮影モードも用意されている。また「マニュアル」を選択すると、かなり細かい設定もできる。
画質は、ナチュラルな色味で、明るく撮れる印象。ただし、鮮やかな色彩を好む人は物足りなく感じるかもしれない。なお、キャリアのスマホに比べるとシャッター音が小さいことも利点。静かなレストランなど、なるべく音を出したくない状況でも使いやすいだろう。
※作例はすべて原寸大で掲載しています。
AQUOSならではの独自機能としては「ガイド線」が便利だ。ガイド線は、画面を9分割するグリッドが表示されるのが一般的だが、AQUOS sense plusでは被写体に応じて、見栄えよく撮影するための構図に導く14種類ものガイド線が用意されている。
前面のインカメラには「小顔補正」「美肌調整」といった機能があり、それぞれ「弱」「中」「強」の3レベルから選べる。ただし、映りを確認しながらのリアルタイム補正はできないので、不便に感じる人もいるだろう。
AQUOSならではの独自機能も充実
AQUOSスマートフォンの独自機能として、まず挙げたいのは「エモパー」だ。自分のプロフィールや、興味のあるテーマなどを登録しておくと、絶妙なタイミングで、ユーザーに役立つ情報を教えてくれたり、メモを保存したりできる機能だ。天気や歩数計の機能も組み込まれているので、使い始めるにあたってのハードルが低く、使いながら、使い方を覚えていける。
画面を横から見えにくくする「のぞき見ブロック」という機能も便利だ。スマホは画面が大きいので、電車に乗っているときにメールを読む場合、周囲の目線が気になりがちだ。「のぞき見ブロック」をオンにすると、正面からは画面上のテキストが読めるが、斜めから見た場合は、画面に模様のフィルターを重ねたように見えて、文字が読めなくなる仕組みになっている。
電話着信時などにディスプレーに表示される「ひかりエモーション」も楽しい。無くても困らない機能ではあるが、優しい気持ちになれる。
ディスプレーの上辺、または左右辺をなぞってスクリーンショットが撮れる「Clip Now」という機能もある。そのスクリーンショットの端を画面上に残して、それをタップすると開けて、さらにメールに添付したりもできるという便利な機能だ。
さらに「オートスクロール」という独自機能がある。ウェブを見ているときに、画面が自動でスクロールされる機能だが、個人的には、あまり必然性を感じなかった。使いこなしには、多少の慣れがいるかもしれない。
【まとめ】いま使っている格安スマホに不満を感じている人は
乗り換えを検討すべし!
2017年度の国内のスマートフォンの出荷台数シェアで2位(Androidスマホでは1位)になるなど、再び人気が高まっているシャープ製端末。通信性能などの安心感から選ぶ人が多いようだが、このAQUOS sense plusは、防水・防塵、おサイフケータイに対応し、Jアラート(国民保護情報)を含む緊急警報にも対応。Wi-FiはIEEE802.11acにも対応。さらにハイレゾ音源も再生できるなど、日本市場でのニーズに対して抜かりない仕様だ。
現在、大手キャリアのエントリーモデルやミドルレンジモデルを使っていて、格安SIMに乗り換えたい人には理想的な選択肢となるだろう。また、いま海外メーカー製の格安のSIMフリースマホを使っていて、機能面や動作で不満を感じている人も乗り換えを検討するといいだろう。
シャープ「AQUOS sense lite」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 5.5型IGZO液晶(18:9) |
画面解像度 | 1080×2160ドット |
サイズ | 約71×151×8.9mm |
重量 | 約157g |
CPU | Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大400GB) |
OS | Android 8.0 |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/8/19/26/28/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:16.4メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 3100mAh |
防水/防塵 | ○/○ |
指紋センサー | ○ |
SIM形状 | nanoSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ホワイト、ベージュ、ブラック |
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