さとうなおきの「週刊アジュール」 第47回
Azureへデータを物理輸送するSSDディスク「Azure Data Box Disk」発表
自動化された支社間ネットワーク接続サービス「Azure Virtual WAN」登場
2018年07月23日 09時00分更新
Azure DevOps ProjectsがGA
Azure DevOps Projectsは、好みのプログラミング言語で開発するWebアプリケーションに対して、Azure App Service(Web Apps、Web App for Containers)などの実行環境、Visual Studio Team Services(VSTS)上のGitリポジトリやCI/CDパイプライン、Azure Application Insightsによる監視といった、DevOpsのサイクルに必要なすべてを自動的に構成してくれるサービスです。
Azure DevOps Projectsは、2017年11月のConnect 2017カンファレンスで発表され、パブリックプレビューが始まっていました。
今回、Azure DevOps ProjectsがGA(一般提供)になりました。
詳細は、更新情報「General availability: Azure DevOps Projects」、ブログポスト「Azure DevOps Projects general availability」、ドキュメントをご覧ください。
Visual Studio Team Services:スプリント137
Visual Studio Team Services(VSTS)は、コードリポジトリ、バックログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)などの機能を備えた、開発チーム向けのサービスです。
6月のスプリント136に続いて、Visual Studio Team Servicesのスプリント137のアップデートがリリースされました。
このスプリントでは、MicrosoftがホストするLinux/macOSのCI/CDエージェントがGAになりました。
詳細は、更新情報「General availability: Microsoft-hosted Linux and macOS agents in VSTS Sprint 137 Update」、リリースノートをご覧ください。
Azure App Service:PHPランタイムのアップデート
Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。
6月のアップデートに続いて、8月に、Azure App Serviceが組み込みで提供しているPHPランタイムの7.1、7.2がそれぞれ7.1.19、7.2.7にアップデートされることが発表されました。また、Xdebugのバイナリもアップデートされ、PHP 7.1、7.2のサポートが追加されます。
詳細は、ブログポスト「PHP Minor Version + Xdebug Update for August 2018」をご覧ください。
Azure Functions:ランタイムの新バージョン
Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャのFaaS(関数サービス)です。
Azure Functionsランタイムの新バージョンが、近日中にデプロイされます。これは、Azure Java Functions Library v1.0.0-beta-5を使っており、HttpTriggerを使うJava関数に影響を与える破壊的変更があります。
詳細は、更新情報「Azure Functions Runtime x Preview—breaking change for HttpTrigger for Java」をご覧ください。
Azure Application Insights:使用状況分析ツールのGA
Azure Application Insightsは、APM(アプリケーションパフォーマンス監視)ツールです。
2017年5月のBuild 2017カンファレンスで、Azure Application Insightsの使用状況分析ツールのプレビューが始まっていました。使用状況分析ツールには、ユーザー、セッション、イベント、ファネル、コーホート、影響、保持、ユーザーフローの分析機能が含まれています。
今回、この機能がGAました。
詳細は、ブログポスト「General availability of user behavior analytics tools in Azure Application Insights」をご覧ください。
Azure IoT Central:Flowコネクター、Power BIテンプレートなど
Azure IoT Centralは、IoTデバイスを接続、監視、管理するためのフルマネージドのSaaSソリューションです。Azure IoT Centralは、現在プレビュー中です。
Azure IoT Centralで、次の新機能が発表されました。
- Azure CSPサブスクリプションをサポート
- Microsoft Flowコネクター
- Azure Blob Storageへの継続的データエクスポート
- Power BIソリューションテンプレート「Azure IoT Central Analytics」
詳細は、ブログポスト「Azure IoT Central available for partners to manage and extend customer solutions」、「New IoT and edge capabilities and programs to power partner and customer innovation; simplify journey to business value」をご覧ください。
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