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普段使いには十分すぎる長時間駆動も魅力

世界最小クラスの13.3型ノートPC「New XPS 13」は高い性能とデザインが魅力

2018年04月06日 17時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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「New XPS 13」

 約4mmという極細ベゼルの採用によって、13.3型としては世界最小クラスの本体サイズを実現したデルの「New XPS 13」。コンパクトで洗練されたデザインに加え、第8世代Coreプロセッサー搭載による基本性能の高さも魅力の1つになっている。今回は、各種ベンチマークテストを実施して、気になるパフォーマンスをチェックしていく。

 New XPS 13は、構成や本体カラーの違いにより全部で9モデル(キャンペーンモデルや即納モデルは除く)用意されているが、CPUとメモリー容量など基本性能の違いで分類すると次の3種類に大別できる。

New XPS 13の主なラインナップ
モデル プレミアム プラチナ プラチナハイエンド
CPU Core i5-8250U(1.6GHz) Core i7-8550U(1.8GHz)
GPU インテル UHD グラフィックス 620
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 256GB SSD 512GB/1TB SSD

 いずれのモデルも、モバイルノート向けの第8世代Coreプロセッサー「Uシリーズ」が搭載されている。開発コードネームが「Kaby Lake Refresh」と呼ばれるもので、第7世代の「Kaby Lake」とアーキテクチャやプロセスルールなどはほぼ同じだが、コア数が2から4に倍増しているのが特徴。そのため、マルチスレッド性能の大幅向上が期待できる。

 今回試した「New XPS 13プレミアム・4Kタッチパネル・ローズゴールド」モデルには、カスタマイズでUシリーズの中でももっともパフォーマンスに優れるCore i7-8550U(1.8GHz/ターボブースト時最大4.0GHz)が搭載されていた。GPUはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620で、メモリーは8GB(LPDDR3 1866MHz)、ストレージは256GB SSD(PCIe接続のNVMe M.2)という構成だ。

CPUは4コア/8スレッドの第8世代Core i7-8550Uが搭載されている

 この構成でどのくらいのパフォーマンスなのだろうか。いくつかベンチマークを実行してみた。

 まず、「CINEBENCH R15」でマルチスレッドの性能をチェックしてみたところ、CPUのスコアが660cbとなった。前世代のCore i7-7500Uに比べると倍近く向上しているのがわかる。さらに「Passmark」も実行してみたところ、「CPU Mark」が9580という結果になった。こちらも前世代のCore i7-7500Uよりスコアが大きく向上している。

CINEBENCH R15では、CPUが660cbとなった
PassmarkのCPU Markは9580という結果になった

 次にマシンの総合的なパフォーマンスをみるため、「PCMark 8」を実行してみたところ、スコアが3156となった。また、「PCMark 10」では、3580というスコアになった。

PCMark 8 Home Acceleratedの結果
PCMark 10の結果

 PCMark 10のスコアの詳細をみると、パソコンの基本性能を示す「Essentials」が7480、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」が5458と、いずれも5000を超えている。ウェブ閲覧やメール作成、ビジネス文書作成のような使い方なら、ストレスを感じずに快適にこなせるはずだ。

GPUは、統合型グラフィックスのインテル UHD グラフィックス 620が搭載されている

 続いて、グラフィックス性能もチェックしてみた。まず、「3DMark」を試してみたところ、次の結果になった。

3DMarkでは、Sky Diverで4728というスコアになった
3DMarkスコア
Time Spy 442
Fire Strike 1161
Sky Diver 4728
Cloud Gate 8196
Ice Storm Extreme 44953
Ice Storm 60402

 ミドルレンジPC向けのテスト「Sky Diver」は4728、「Cloud Gate」が8196となった。内蔵GPUとしては高めの結果で、軽めの3Dゲームならそこそこ遊べそうだ。

 そこでゲーム系のベンチマークもいくつか試してみた。まず、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」は次のようになった。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」の結果
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」の結果
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
低品質 1280×720ドット 9875 とても快適
標準品質 1280×720ドット 8840 とても快適
最高品質 1280×720ドット 8150 とても快適
低品質 1920×1080ドット 5385 快適
標準品質 1920×1080ドット 4311 普通
最高品質 1920×1080ドット 3528 普通
低品質 3840×2160ドット 1360 重い
標準品質 3840×2160ドット 1064 重い
最高品質 3840×2160ドット 878 動作困難

 同様に「FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」も試してみた。

「FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」
「FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の結果
解像度 品質 スコア 評価
1280×720ドット 標準品質(ノートPC) 5507 とても快適
1280×720ドット 高品質(ノートPC) 3693 快適
1280×720ドット 最高品質 26344 やや快適
1920×1080ドット 標準品質(ノートPC) 3008 やや快適
1920×1080ドット 高品質(ノートPC) 1964 設定変更を推奨
1920×1080ドット 最高品質 1414 設定変更が必要
3840×2160ドット 標準品質(ノートPC) 921 動作困難
3840×2160ドット 高品質(ノートPC) 569 動作困難
3840×2160ドット 最高品質 383 動作困難

 さすがに4Kで遊ぶのは難しいものの、1280×720ドットなら快適にプレーできる結果に。フルHDだとシーンによってはカクついてキャラクターの動きがぎこちなくなってしまうときもあるが、品質を下げればそこそこ快適に遊べそうだった。

 ちなみに、同じCore i7-8550U/インテル UHD グラフィックス 620を搭載する同クラスのノートと比べると、どのベンチマークテストも全体的にやや高めの結果に。「New XPS 13プレミアム・4Kタッチパネル・ローズゴールド」はゴアテックス (Gore-Tex)で知られるGORE社の熱絶縁フィルムを使用した新しい冷却機構「GORE Thermal Insulation」を搭載しているが、それが効果的に作用していると考えられそうだ。

バッテリーの持ちも優秀

 New XPS 13のストレージは、モデルによって記憶容量が異なるものの、いずれもPCIe x4(Gen3)接続のNVMe対応M.2 SSDであり、リード/ライトともに非常に高速。「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、シーケンシャルリードが3000MB/秒を超えていた。

CrystalDiskMarkの結果

 実際に使っていてもOSの起動、アプリの立ち上がり、ファイルのコピーなど、いずれも高速でサクサク軽快に作業できた。スリープや休止状態からの復帰も速いので、作業の途中で一時的に席を離れたり、断続的に使用したりする場合もスムーズ。外出先で使用する機会が多い場合は、この軽快感はとくにありがたい。

 出先でモバイルノートを使用する際に、もうひとつ気になるのがバッテリー駆動時間の長さ。New XPS 13の場合、ディスプレーの種類によって駆動時間が大きく変わり、フルHDモデルが最大19時間46分、4Kタッチパネルモデルが最大11時間となっている。今回試したのは4Kタッチパネルモデルなので、バッテリー駆動時間は最大11時間となる。

 そこで、本機にプリインストールされている電源管理ユーティリティー「Dell Power Manager」で熱設定を標準の「最適化」に、ディスプレーの明るさを「40%」にし、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみた。なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている。

「Dell Power Manager」の画面。利用シーンにあわせて冷却ファンの速度や発熱を調整できる

 その結果、8時間10分の駆動が可能だった。公称値の11時間には及ばないものの、普段使いには十分すぎる長さだ。

付属のACアダプターもコンパクト

 ちなみに、直販サイトではフルHDモデルと4Kタッチパネルモデルの差額は2万5000円となっている。フルHDでも画面の精細さは十分なので、4Kやタッチパネルにこだわりがないユーザーや、バッテリー駆動時間を重視するユーザーは、コストパフォーマンスに優れるフルHDモデルも検討してみてほしい。

New XPS 13は、洗練されたデザインと性能の高さが魅力的だ
試用機の主なスペック
機種名 New XPS 13プレミアム・4Kタッチパネル・ローズゴールド
CPU Core i7-8550U(3.4GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 13.3型(3840×2160ドット)、タッチ対応
内蔵ドライブ
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac
インターフェース Thunderbolt 3端子×2、USB 3.1(Type-C)端子、microSDカードスロット、ヘッドセットジャック
サイズ/重量 およそ幅302×奥行199×高さ7.8~11.6mm/約1.21kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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