チャンネル登録は視聴者にもメリットのある機能です
YouTube「チャンネル登録」「通知設定」をする意味とメリット
2018年02月20日 17時00分更新
YouTubeと言えば、もはや誰もが知っている動画共有サービスです。毎日のように、おうちで、出かけた先で、YouTuber(YouTubeクリエイター)が投稿した様々な動画を見ている人がきっと多いことでしょう。
記事「ライブ配信(生放送)はなぜ人気で増えている? 動画とは何が違うの?」でも紹介したように、YouTubeでは、カメラやスマホで撮影してパソコンなどで編集して投稿された「アップロード動画」だけでなく、パソコンやスマホからリアルタイムで映像を送り、瞬時に視聴してもらう「ライブ配信」も人気です。
人気なのですが、「いまライブ配信しているチャンネルを探す方法」をご存知でしょうか。動画に並ぶほど人気コンテンツであるものの、探しづらさを感じます。それこそ、「お気に入りのYouTuberがライブ配信をしていることに気がつかなかった!」なんてこともあるのではないでしょうか。
今回は「お気に入りYouTuberのライブ配信を見逃さないようにする」ことと「YouTubeでいま配信されているライブの探し方」を改めておさらいしておきます。
お気に入りYouTuberのライブ配信は「通知設定」で見逃し防止
毎日のようにYouTubeを見ている人ならば、お気に入りのYouTuber(YouTubeクリエイター)は、既に「チャンネル登録」をしていることでしょう。
普段は動画を目にすることが多いですが、時折、YouTube Liveを通じてライブ配信をするクリエイターも増えています。
しかしそんな時に限って、お目当てのクリエイターがライブ配信をしたことに気がつかず「気がついたときにはライブ配信が終わっていた」なんてこともあるかもしれません。
ライブ配信をしているところを見たいのに見逃すことが多いな……と思ったときには、「通知設定」をチェックする(見直してみる)ことをオススメします。この通知設定は、登録しているそれぞれのチャンネルごとに管理できます。
通知してほしいクリエイターのチャンネルが予め決まっているならば、YouTubeチャンネルのチャンネル登録ボタン横にある「ベルのアイコン」をタップすることで切り替えることができます。
また、複数のチャンネルの通知設定をまとめて変更したいときは、YouTubeアカウントメニュー(画面右上にあるプロフィールアイコン)から「設定」→「通知」→「チャンネル設定」(※パソコンの場合は「チャンネル登録」と表記されています)から行うこともできます。
通知設定は「すべて」「不定期」「なし」から選ぶことができます。見逃したくないチャンネルは「すべて」に設定しておいたほうが良さそうです。通知設定に関する詳細はYouTubeヘルプ「YouTubeの通知を管理する」もチェックしてみてください。
ライブ配信をしているクリエイターを新たに見つけたいとき
ライブ配信を見たいクリエイターが決まっているときだけでなく、いまYouTubeで配信されている「ライブ」をなんとなく探してみたいというときがあるかもしれません。
スマホのYouTubeアプリからは「急上昇」アイコンをタップしたあとに「ライブ」を選ぶことで、いまYouTube上で配信されているライブ配信を探すことができます。
一方、パソコンから探す場合は画面左側のメニューの中にある「チャンネル一覧」を選んだ後、Best of YouTubeというカテゴリの中にある「ライブ」を選びます。
パソコンから辿るときにはいつもこの「ライブ」を見失ってしまいがち(なかなか探しづらいのです)。事前に「ライブ」をチャンネル登録しておくことがオススメです。登録しておくことで登録チャンネルの一覧から「ライブ」へ再び辿り着けるようになります。
この「ライブ」で表示されるのは、YouTubeアプリからスマホ一台でライブ配信をしているチャンネルや、いま話題となっている「ゲーム実況」ジャンルのライブ配信、リアルタイムで見てくれている視聴者とチャット機能と通じて何気ない会話をする「雑談」ジャンルのものまで、多種多様なライブ配信を見つけられるはずです。
時間帯によってもライブ配信をしているクリエイターや、配信されているジャンルも変わりますから、YouTubeを開いたときに「ライブ」もあわせて覗いてみると、新しいお気に入りのクリエイターを見つけることができるかもしれません。
そして、お気に入りのクリエイターを見つけたら「チャンネル登録」をし、先に紹介した「通知設定」をしておくのを忘れずにしましょう。
YouTubeのアップロード動画とライブ配信は「同じ動画でも似て非なるもの」
YouTubeで配信された「ライブ」はその瞬間を見逃したとしても、あとから「アップロード動画」としてそのときの様子を再生して知ることもできます(これはライブが終わった後に公開する・しないをクリエイターが選びます)。
となると、「ライブを見逃しても後から見れば良いのでは?」と思う人は多いかもしれません。でも、私たちが普段何気なく見ている「アップロード動画」と「ライブ配信」は同じ動画でも似て非なるものなのです。
特に、YouTubeのライブ配信「YouTube Live」はチャット機能を通じて視聴者が「それ、どんな味なの?」とか「そこ、もうちょっと詳しく教えて!」などテキストメッセージを送ることで、画面の向こうの人とコミュニケーションができます。しかし、ライブ配信を見逃してしまうとメッセージを送ることはできません。
そして、ライブ配信された後の「アップロード動画」では、ライブ配信されているその瞬間の楽しさを100%味わうことはできません。その瞬間(ライブ配信)を見ている人の「特権」でもあるのです。
YouTubeはいまでも、そしてこれからも動画共有サービスとして人気です。ですが、いつも見ているYouTubeのアップロード動画とはちょっと違った「いまその瞬間を伝える」YouTube Liveのライブ配信を覗いてみることもきっと楽しいと思うのです。
ライブメディアクリエイター
ノダタケオ(Twitter:@noda)
ソーシャルメディアとライブ配信・動画メディアが専門のクリエイター。2010年よりスマホから業務機器(Tricasterなど)まで、さまざまな機材を活用したライブ配信とマルチカメラ収録現場をこなす。これらの経験に基づいた、ソーシャルメディアやライブ配信・動画メディアに関する執筆やコンサルティングなど、その活動は多岐にわたる。
nodatakeo.com
この連載の記事
-
第38回
アスキーキッズ
ライブ配信でわざわざ「カラオケ機能」を正式に実装した理由 -
第37回
アスキーキッズ
「問題になると思わなかった」Twitterの匿名裏アカ問題は安易な気持ちが引き起した -
第36回
アスキーキッズ
グーグルの新スマートスピーカーはYouTubeをテレビ代わりにする製品 -
第35回
アスキーキッズ
子どもに買い与えるスマホはSIMフリー版iPhone 7が最適解なのでは? -
第34回
アスキーキッズ
スマホを持つ中高生4人中3人がiPhone 親のおさがりでも性能は問題なし? -
第33回
アスキーキッズ
Twitterは新たにカメラを必要としないライブ配信をPeriscopeで可能にした -
第32回
アスキーキッズ
公的機関こそ災害時はSNSを即座に使うべきなのではないか -
第31回
アスキーキッズ
流行中のSNS乗っ取りを防ぐグーグルのパスワード生成アプリを使う -
第30回
アスキーキッズ
インスタグラムやTwitterを乗っ取られないために「二段階認証」を設定しよう -
第29回
アスキーキッズ
パスワードを使いまわすとどうなる? 正しい設定から保管方法を覚えよう -
第28回
アスキーキッズ
Tik Tokにユーザーが集まるのは「投稿する動画内容を考えなくてもいいから」 - この連載の一覧へ