猫を撮ってる人の姿って結構好きなのである。特に背中がいい。
猫写真好きって猫がいたらしゃがんで、ぎゅっと身体を小さくして、猫とそっと対峙しながらシャッターを押す。
そういう先客がいたら無理に割り込まず邪魔しないよう後ろで待ってるわけだが……ときどきああこの猫を撮ってる姿がいいなあと思うとついシャッターを押しちゃうわけである。
で、冒頭写真はいきなりiPadで猫を撮る人。
鞆の浦のような観光地だと、iPadで地図見たり、現地の情報を調べながら歩き、iPadで写真撮る人って結構見かけます。海外からの旅行者に多い。
猫と猫を撮る人を一緒に撮るときに気をつけるべきは、顔が写る、あるいはその人が特定できそうな写真になるときは一声かけて許可をもらうこと。私は口頭で許可もらってます。
次の写真がそう。
きゅっと小さくなって白い猫を撮ってるの図。彼女は背中から撮りたかったようで、おかげで笑ってる(ように見える)ふさふさのシロネコと彼女の姿を一緒に収めることができた次第。結婚写真を撮影する事務所で働きながら勉強をしてるそうな。
猫を本気で撮りはじめると、どんどん猫目線で撮りたくなるもの。
ガチの一眼レフユーザーは、光学ファインダーを覗いたまま撮りたいわけで、彼女の姿勢がどんどん低くなっていったのがまたいい。
これで飽き足らなくなると這いつくばるわけである。私も昔はよく這いつくばったりしてました。
這いつくばって猫を撮ってる姿を見知らぬおっさんに撮られて「こんな格好で撮ってたよ」と見せられたことあります。そういうのをいきなり見せられても困るわけですが。
もちろん猫を撮るときはできるだけこちらも小さくなるのが基本。なるべく警戒されないように。
コンデジやミラーレス派は背面モニターを見ながら撮れるので、そこまで小さくならなくてOK。文明って偉大だ。
このシーンでは猫がベンチにいてくれたのでもっと楽ちん。
この連載の記事
-
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 - この連載の一覧へ