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パナソニックが本気でパフォーマンスにこだわるとこうなる

4コア化した第8世代CPU搭載で一新! 設計の差が出るレッツノートSVシリーズ

2018年01月26日 15時00分更新

文● 宮里圭介 編集●村野晃一

提供: パナソニック

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インテル® Core™ i7プロセッサー搭載
パナソニックストアでも好評発売中(jp.store.panasonic.com/pc/)
Intel Inside® 圧倒的なパフォーマンスを

 

コンパクトデザインと軽さや使い勝手はしっかり継承

 SV7の本体は新設計筐体だが、光学式ドライブの内蔵、フチを指でなぞるように動かすとスクロールできる円形ホイールパッドの装備など、使い勝手の良さはしっかりと受け継がれている。

 光学式ドライブには薄型のDVDスーパーマルチドライブを採用。一般的なノートPCと違い、ドライブが横ではなく手前に配置されているのが特徴的だ。実はこれ、新幹線や飛行機などの小さなテーブルの上でも、隣の人のジャマになることなくメディアを交換できるというメリットがある。

 もちろん持ち歩きやすさを重視した軽さも健在だ。4コアCPUを搭載するという大きな変化がありながらも、重量は約1.124kg(Lバッテリー装着時)。光学式ドライブを搭載し、最大約21時間動作するというLバッテリーを搭載しながらここまで軽いというのは驚きだ。さらにSバッテリー搭載で約999gというモデルも用意されている。

 バッテリーが着脱可能というのは最近のモバイルノートでは珍しいが、レッツノートシリーズの特徴のひとつだろう。長期間の利用でバッテリーが劣化しても、これだけ交換すれば新品同様の駆動時間が復活するというのは、安心感がある。また、複数のバッテリーを持ち歩けばそれだけ駆動時間が伸ばせるため、電源が確保できない場所での利用でも安心感がある。

 バッテリーの駆動時間の公称値は、Sバッテリーで約14時間、Lバッテリーで約21時間とのことだが、実際どのくらいもつのだろうか。省電力機能をすべてオフにし、液晶の輝度を50%に固定。無線LANを使って1分間に1回ウェブページを巡回するというテストをLバッテリーで試してみたところ、電源が落ちるまで約14時間50分ほど動作した。

 公称値と比べると7割程度の駆動時間とはいえ、省電力機能を切った上で頻繁に無線LANを利用するといういじわるなテストでも半日以上使い続けられるというのは、素直に感心してしまった。単純計算すると、Sバッテリーでも10時間近く使えることになる。軽さ重視でSバッテリーを装着しても、日帰り出張くらいなら問題なさそうだ。

新装備のIRカメラで顔認証に対応
Windows Helloで簡単&高速サインイン

 SV7で新たに装備されたのが、IRカメラ。顔の特徴をしっかりと判別できるため、Windows Helloを使った顔認証が可能となっている。

 この顔認証が活躍してくれるのが、屋外での利用。不特定多数の人が通りかかるだけに、背後からパスワードを盗み見られるショルダーハックへの注意が必要だが、毎回サインインするたびに後ろを確認するのはなかなか難しい。とくに喫茶店で壁際の席に座れなかった場合は、妙に後ろを気にする不審者に間違われてしまいかねない。

 その点顔認証が使えれば、ノートを開いてIRカメラが顔の方を向いた直後にはサインインが終わっているため、こんな心配は無用だ。パスワードやPINの入力が必要なくなるため、指の動きからパスワードがバレることもない。

コンパクトでもステレオスピーカーを搭載
USBなどのインターフェースも充実

 スピーカーも、前モデルのモノラルからステレオスピーカーに変更され、スピーカー口もより細かく多く空いている。

キーボード上部の左右にスピーカーが用意されている
スピーカー口も細かな穴になり、聞き取りやすさが増している

 モバイルノートではあまりスピーカーの出番はないように思えるが、テレワーク化が進むビジネスの現場では、音声チャットやビデオ通話を利用する機会も増えてきている。円滑なコミュニケーションのために、音声再生品質が向上するメリットは大きいだろう。また、出先でデモ動画を再生する、休憩中に動画サイトを楽しむといったように、ほかにも利用シーンはある。こういったときにステレオスピーカーであれば、より聞こえやすい音量で再生できるのがメリットだ。

 音がらみでもうひとつうれしいのが、カメラ周辺に2つのアレイマイクを装備していること。左右のマイクから音声を検知して、周囲の雑音をカットしてくれるため、自分の話声が相手へクリアに届くという利点がある。出張先からビデオ会議へ参加する場合や、急な連絡のために音声チャットが必要となった場合でも、SV7が1台あればしっかりと対応できるわけだ。

 インターフェースが充実しているという特徴もしっかりと継承している。右側面にはUSB3.0×2、LAN、アナログRGB、左側面にはHDMI、USB3.0、USB3.1 Type-C(Thunderbolt3対応)、フロントにはヘッドセット用端子を装備している。

 USB3.1 Type-Cなど、新規格にも対応しながら、アナログRGBのようなレガシーコネクターを未だ装備しているのも、多くの会社でまだリプレイスされる機会が少ないプロジェクター機器などへの出力などを考慮してのことだろう。このあたりの配慮が行き届いているのが、レッツノートがビジネスマシンとして重宝される所以だろう。

右サイドビュー。USB3.0×2、アナログRGB端子、LANを配置
左サイドビュー。HDMI、USB3.0、USB3.1 Type-C(Thunderbolt3対応)を搭載。電源アダプターのコネクターも左側面にある
フロント部にはヘッドセット用端子とSDカードスロットを装備

 モバイルノートだと搭載されることが少ない有線LANも標準装備。しかもアダプターを使うことなく直接LANケーブルを挿せるというのもうれしいポイントだ。また、前モデルのSZ6ではUSBが3つとも右側面に配置されていたが、SV7では左右に分かれたことで、どちら側からでも周辺機器がつなげられるようになっている。

多彩な周辺機器が接続可能なThunderbolt3に対応

 インターフェースが充実しているSV7だが、とくに注目したいのがThunderbolt3にも対応するUSB3.1 Type-Cを装備している点だ。USB機器を接続できるのはもちろんだが、Thunderbolt3に対応したディスプレイなども増設できるようになったのが新しい。

USB Type-C端子には、Thunderbolt対応を示す雷マークが

 Thunderbolt 3は汎用の拡張ポートとして使える規格。デスクトップPCのPCIeスロットのように多彩な機器を高速に接続できるため、USBでは速度が頭打ちになっていた高速SSD、3D性能の高いGPUなど、従来のノートPCでは無理だった周辺機器にも対応できるようになった。


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