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「人間失格」で語られる人間の弱さを深煎り豆の苦味で表現

NEC「飲める文庫」を開発 AIが名作文学の読後感を分析したコーヒー豆

2017年10月24日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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「飲める文庫」

 NECは10月24日、やなか珈琲とコラボレーションし、名作文庫の読後感をコーヒーの味わいで再現した「飲める文庫」を新たに開発した。10月27日に発売する。

 文学作品に関する1万件以上のレビュー文(読後感)をコーヒーの味覚指標(苦味/甘み/余韻/クリア感/飲みごたえ)に変換した学習データを作成。NECのAI「NEC the WISE」のひとつである深層学習搭載ソフトウェア「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」にデータを投入して分析モデルを作成。分析モデルを用いて名作文学6作品のレビューを分析、味覚指標からそれぞれに対応した6種のブレンドコーヒーを考案、開発した。

開発プロセス

 発売される作品は、島崎藤村の「若菜集」、太宰治の「人間失格」、夏目漱石の「吾輩は猫である」、「こころ」、「三四郎」、森鷗外の「舞姫」。10月27日~11月30日の期間限定でやなか珈琲店各店舗および通販サイトで販売される。ビーンパッケージで100g入り950円。

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