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MoguraVRのゲームとって出し第53回

夜な夜な“ブツ”を作って売り払い、ムショの“ドン”を目指せ

悪いやつらは大体友達! 牢屋の中で私腹を肥やすVRゲーム「Prison Boss VR」

2017年10月16日 18時30分更新

文● やましん/Mogura VR

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 今回紹介するのは刑務所の“ドン”を目指すVRシミュレーションゲーム「Prison Boss VR」だ。「“ドン”を目指す」とは言ってもプレイヤーは牢屋の中、つまり捕らえられている側。昼間は善良な囚人として過ごし、夜は看守の目を盗んで違法な“ブツ”を作って売り払う、そんなスリリングな刑務所生活を楽しむゲームである。

 スタートは質素な牢屋の中。本ゲームの目的は刑務所生活を漫然と過ごすことでも、牢屋から脱出することでもない。ほかの囚人とうまく手を組み、刑務所の中にいながらにして私腹を肥やしていくことである。そのためにも昼間は他の囚人とコミュニケーションを取り、関係を良好に保っておこう。

 大したことはできない日中から、ひとたび夜になれば本領発揮。プレイヤーは引き出しや棚から素材を取り出し、牢屋の中で様々な“ブツ”を作ることになる。煙草を作ったり、怪しげなメモを書いたり、こっそりアルコールを密造したり…… と、様々なものをクラフトし、これを売りさばいて利益を得る。クラフトは夜の間しかできないので、効率よく進めておきたいところ。

 もちろん刑務所の看守たちもサボっているわけではない。定期的に巡回している看守に現場を押さえられてしまうと、素材や完成したブツは没収。オマケに強制的に朝になり、作業時間がなくなってしまう。バレないように材料や完成品を引き出しなどにしまってやりすごそう。見つかるか見つからないかのスリルを味わうのもこの作品の醍醐味ではあるが、なるべく事は穏便に済まるのがスマートだ。

 苦労して作ったブツはほかの囚人に売り払って換金できる。稼いだお金は牢屋の中にある家具を新調したり、“ブツ”を作るための素材を購入したりといった用途に使える。家具は新しくすることで“ブツ”の製作を有利に進められるようになっているが、家具ばかり買っていると資金が底を尽き、“ブツ”を作るための素材を買えなくなってしまう。効率アップのための家具か、それとも直接“ブツ”にできる素材か。どちらを買うべきかの見極めが肝心だ。

 いつもプレイヤーの牢屋に来る金髪の囚人にあいさつをすると、物品を購入できる。また、金髪の囚人が差し出してくる段ボールに“ブツ”を放り込むと換金することができる。購入した素材や手に入れたお金は、きちんと棚や引き出しにしまっておくのを忘れずに。

 本作には地道なシミュレーションゲームであり、ド派手な銃撃戦やカーチェイスといった要素は存在しない。ひたすら看守の目を盗んで“ブツ”を作り、利益をあげることがゲームプレーの中心だ。また、細かい動作の作りこみはなかなかのもの。VRゲームにすっかり慣れているというプレイヤーは、そういった箇所を観察してみるのも面白いだろう。地道な作業を楽しめるプレイヤーや、「ちょっと悪いことをVRでやってみたい……」そんな人にオススメだ。

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