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ロジクール『G433』『G233 Prodigy』が7月20日に国内販売開始

軽くてオシャレなゲーミングヘッドセット登場! その魅力を開発者に聞く

2017年07月20日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

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 ロジクールは7月20日、ゲーミングヘッドセットの新製品『G433』『G233 Prodigy』を販売開始した。PCのほか、コンシューマーハードのゲーム機や携帯ゲーム機でも扱える利便性の高さに加え、重量が259g(『G433』の重量。ケーブル除く)とヘッドセットとしては非常に軽く、長時間の装用でも疲労を軽減できるのが大きな特徴だ。

『G433』。実売価格は1万5000円前後『G233 Prodigy』。実売価格は1万1000円前後

 先日、ASCII.jpではLogitech International(日本ではロジクール)の製品ポートフォリオマネージャーを務めるChris Pate(クリス・ペイト)氏のインタビューを掲載したが(参考記事)、その際に『G433』『G233』の製品サンプルを見ることができた。Chris氏にも製品に関するインタビューを実施できたので、あらためてご紹介しよう。

 なお、情報は開発時点のものなので、実際の製品版とは異なる場合があることには留意いただきたい。

「軽量かつ通気性がよく、素晴らしいオーディオの体験ができるヘッドセット」

編集部・ジサトラショータ(左)とChris Pate氏(右)

――まずは、製品の開発コンセプトについて教えてください。

Chris Pate(以下Chris) 近年、ゲーマーのライフスタイルは大きく変化してきています。昔に比べれば、ユーザーがゲームをプレイする場所、およびプレイする方法やプラットフォームについて、様々な方法を選択することが可能になりました。それ自体は喜ばしいことですが、PCはもちろん、PlayStation 4やXbox Oneのようなコンソール型ゲーム機、携帯ゲーム機など、プラットフォームを多く使っている人ほど、ヘッドセットのような周辺機器を使い回すのが大変になってきます。人によっては、ゲーム機ごとにいくつもの製品を用意しているかもしれません。たくさん製品を買ってもらえるのは嬉しいのですが(笑)、そうすることが当たり前になってしまうのも困ります。そこで我々は、どこで、どのプラットフォームを使っていても利用できるヘッドセットを開発しようと考えました。それが『G433』です。

Logitech International(日本ではロジクール)の製品ポートフォリオマネージャーを務めるChris Pate(クリス・ペイト)氏。強面だが自分のヘアスタイルをネタにしてくる面白い人

――『G433』を拝見しましたが、パッと見て、カラバリが多いのが印象的でした。従来のゲーミング製品では珍しいアプローチだという気がします。

Chris 『G433』はブルー、ブラック、レッドの3色のモデルがあります(北米では4色)。開発にあたってはいろいろな検討をしたのですが、我々のリリースしている『G930(編注:日本国内では販売されていないハイエンドヘッドセット)』や『G633』を含め、ゲーミングではメインカラーがブラックの製品が非常に多い。そういうものとは少し違った製品を作りたかった、ということです。

――御社のイメージカラーを考えると、赤いヘッドセットはかなりインパクトがあります。

Chris そうですね、私もこれが一番気に入っているんです。私が付けてもあんまりカッコよくならないんですが(笑)。

――本体にはメッシュ素材が採用されていますね。素材についても、他の製品とは少し違ったものを、という意図があったのでしょうか。

Chris 開発に先立って、実際にゲーマーへのヒアリングを行ないました。その結果、「軽量かつ通気性がよく、素晴らしいオーディオの体験ができるヘッドセットを作る」というのが『G433』の開発目標になっています。多くのヘッドセットの素材はプラスチックや革ですが、それらは見た目はいいものの装着感がよくなかったり、長時間の装着で蒸れてしまう、あるいは重すぎて疲れてしまうといった欠点を抱えています。それらを解決するため、我々はPC周辺機器以外のメーカーの製品も色々と参考にしてみました。たとえば、Nikeのスニーカーとか。

――確かに、スニーカーではこうした外観の製品がありますね。しかし、ことゲーミングヘッドセットとなると、あまり見たことがないユニークなデザインだと思います。イヤーパッド部分もメッシュですか?

Chris はい。乾きやすく水が染みになりにくいスポーツメッシュのイヤーパッドなので、クリーニングもできます。なお、別途マイクロファイバー素材のイヤーパッドも付属しているので、私のように髪の毛のない人でも、擦れたりせず快適に使えますよ(笑)。

イヤーパッドは2種類が付属。マイクロファイバー素材(画像右)の方は「髪のない人も擦れなくてオススメ」とChris氏。

――オーディオドライバーは『Pro-G』でしょうか?

Chris その通りです。従来機種の『G933』から搭載しているドライバーですが、数年かけて開発をしたもので、高音も低音も高いクオリティーがあります。また、もっとも重要なのがディストーションを可能な限り低減している点です。これにより、ハイエンドモデルと遜色ないオーディオ体験を提供できるわけです。なお、これまでの製品は『ロジクール ゲームソフトウェア』やイコライザーを使用する前提で音質の高さを追求してきましたが、今回は製品コンセプトの都合上、3.5mmプラグを使った際のクオリティーを重視し、音質の底上げを図っています。付属のUSBデジタルサウンドカードを使用してPCにUSB接続することで、『ロジクール ゲームソフトウェア』などのユーティリティーも使用できるのですが。サラウンドはアナログでは2.1chまで、デジタルサウンドカードを使った場合はDTS 7.1chまで対応します。

――ヘッドセットということで、マイクの性能やデザインも気になるところです。今回、マイクは取り外し式ですが、跳ね上げ式は考えなかったのでしょうか。

Chris 外出での使用も想定しているので、取り外せた方がいいだろうということになりました。マイク自体は従来機種の『G533 Wireless』でも使われたマイクロポップフィルターを改良し、採用しています。普通であればマイク部分に風防が付くところですが、それなしでもポップノイズやブレスを排したクリアーなコミュニケーションが可能です。

――もうひとつの製品『G233 Prodigy』についても教えていただけますか?

Chris ドライバーは『Pro-G』で、スポーツメッシュを採用しているなど、基本的には『G433』と似たような作りのモデルとなっています。大きな違いは、USBデジタルサウンドカードが付属しない点、カラーが1色のみといった点でしょうか。価格は『G433』よりも安価ですが、ユーザーの方からのクオリティーに対する期待が高いことは理解していますので、音質的には『Pro-G』ドライバーを採用していますし、機能的にもご満足いただける基準は満たしているかと思います。

――実際にサンプルの製品を装着してみて、いちばん驚いたのがその軽さでした。ヘッドセットとしては抜群に軽いですし、デザインの面白さも相まって、人気商品になりそうな気がします。

Chris 全てのいいとこどりをした結果、こういう製品が出来上がった、ということです。PCでもコンシューマーハードでも使えて、サウンドクオリティーも高くて、外で使っていてもカッコ悪くない。いかにもゲーミングというデザインではないので、PCでゲームをした後、ブームマイクを外せばそのまま屋外の普段使い用としても使えますよね。

発見! 開発途中のサンプル

 インタビューの最中、Chris氏は製品開発段階の貴重なサンプルも見せてくれた。カラーサンプルやマイクの形状、イヤーカップの素材選定に至るまで、様々な検討がなされたことがうかがえる。許可をいただいたので、写真を掲載しよう。

こちらはほぼデザインが決まった後のカラーサンプル。『G433』の製品版はカラバリが複数あるということで、結果的にそれぞれのモデルはシンプルな配色になったのだとか
マイク部分の試作サンプルで、左端のモデルが一番古く、右端のモデルが比較的新しいもの。
カップ部分の素材やデザインも、開発段階から様々なものを試したとのこと。

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