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クラウドデータセンターのリソースを動的にプロビジョニング

MS、Project Olympusで「Intel Xeonスケーラブルプロセッサー」採用

2017年07月13日 12時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間7月11日、Open Compute Project(OCP)コミュニティと協力して開発を進めているクラウドデータセンター向けのサーバー仕様「Project Olympus」において、インテルが同日発表した「Intel Xeonスケーラブルプロセッサー」の最新世代をサポートすると公式ブログで明らかにした。

 Project Olympusは、オープンソースソフトウェアのやり方に学び、サーバー仕様を設計フェーズから公開し、コミュニティで開発していく取り組み。マイクロソフトが自社のクラウドデータセンターで調達するサーバーの90%はProject Olympusの仕様に基づいている。

 Project Olympusは、Eメール、データベース、HPC(ハイパフィーマンスコンピューティング)、AIなど、様々なワークロードに対応できるように設計されている。これらのワークロードの中には、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキングの要件が非常に厳しいものがあり、要求に応じて基盤のリソースが拡張できる必要がある。Intel Xeonスケーラブルプロセッサーは、このようなワークロード向けに採用した。

 Intel Xeonスケーラブルプロセッサーは、コンピューティング、ネットワークとストレージのパフォーマンスなどをソフトウェア的に最適化する機能を備えており、コストやワークロードのニーズに基づいてクラウドデータセンターのリソースを動的にプロビジョニングできる。また、新しい「Intel AVX-512」命令セットによって、マルチスレッド性能が向上し、大量の並列演算を行うようなHPC、AIのワークロードのパフォーマンス強化が期待できる。

 2017年3月に開催されたOCPの年次イベント「OCP U.S. Summit 2017」で、マイクロソフトはProject Olympusにおいて、Intel次世代プロセッサーへの対応と「Intel FPGA(旧Altera Arria 10 FPGA)」のサポートを発表している(このイベントでは、AMD製チップやARMプロセッサーの採用も発表した)。

 今回の公式ブログでは、クラウドデータセンターにおいてIntel XeonスケーラブルプロセッサーとIntel FPGAを組み合わせることで、新しいワークロードの要件に対応できる柔軟性と、パフォーマンスの大幅な向上が期待できるとしている。

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