オモチャが一瞬で壊れる! いや、壊された!!
こちらは左手でオモチャを持ち、右手にカメラを持ち、目は背面モニターを見ながら撮ってるのである。
だからどうしても、モニターを介して猫を見ている分、左手の反応が遅れがちになる。
次の瞬間、こんなことになってしまったのだ。
えええーーっ。まだ10秒も遊んでないのに破壊されたー。
破壊王コトラ(確か、猫の世話をしてる人がそう呼んでた気がする)。オモチャの先についてた羽根の部分(ここが風でパタパタと音を立てて、猫をより惹きつけるのだ)をとっちゃったのである。
がーん。なんてこった。
この羽根の部分がよほど気に入ったらしく、こんなである。冒頭写真もそのときの1枚。
オモチャで猫を何度もジャンプさせて、ダイナミックな写真をたくさん撮ろうと思っていたのに……まさか一瞬でこんなことになるとは。
これはいかん、ってことで、残った棒(+ひも)で猫を気を惹くことに。
にしても思い切り野生の顔になってていいですな。両手でわしづかみというか真剣白刃取りというか。
獲物を両手の爪でひっかけて掴むってのがよくわかる。
なお、こうしてひも部分と遊んでいる隙に壊された羽根部分を回収し、持ち帰りました。為念。
この辺の一連の写真ももちろん全部6Kフォト。
肉眼だと動きが速すぎてディテールを捉えられない超高速な瞬間も、こうして写真として残せるのが楽しいところなのだ。
そしてひとしきり遊んだら満足げに毛繕い。
これも6Kフォトを使って、舌がかわいくくるっと丸まって出てる瞬間をセレクトしてみた。
いやあ久しぶりに元気な猫でありました。
それにしても6Kフォトって猫のためにあるような機能でしたわ。GH5はパナソニックのフラッグシップモデルで価格もそれなりにしちゃうけど、今後この機能がスタンダードなモデルにも搭載されたら、ダイナミックな猫写真をいくらでも撮れそうで楽しみ。
青空の下でジャンプする猫とか(カメラ以前に、青空の下でジャンプしてくれる猫と出会うのが難しかったりするけど)。
ちなみに今回の主役猫、実に人なつこいのである。
撫でさせてくれるのみならず、持ち上げて抱っこしてもおとなしく抱かれてくれる。ここまで人なつこい猫と出会ったのは久しぶりでしたわ。
というわけで最後は恒例(でもないけど)、iPhone猫自撮り。うちの猫でも抱き上げた状態でカメラ目線なんてしてくれないのに。
今回は若いキジトラ特集になっちゃったけど、他の猫もたくさん撮ったので、次回はGH5で撮る猫たちの後編です。天気は悪かったのでちょっと色的には地味な写真にはなりますが、お楽しみに。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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