このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第506回

iPhoneだからこそ撮れる猫写真もある! インスタ投稿用写真は加工も大事

2017年04月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
鉄条網を心なしか避けつつ、ちょこんと座ってる姿がカッコよかったので正面から(もちろんiPhoneだけを塀の上にのっけてます)1枚。撮影後「snapseed」でレタッチ(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

鉄条網を心なしか避けつつ、ちょこんと座ってる姿がカッコよかったので正面から(もちろんiPhoneだけを塀の上にのっけてます)1枚。撮影後「snapseed」でレタッチ(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

 この連載ではいつもどのカメラでどう猫を撮ったか、的な話を中心に展開している……つもりなのだが、世の中的に一番使われてるカメラはスマホなのは確かで、私は仕事柄、出歩くときは常時何らかのデジカメを持っているのだが、それでもスマホで撮ることはよくあるのである。私の場合は「iPhone 7 Plus」だ。

 どんなときにiPhoneで撮るか。3つのケースがある。

 1つ目は「あ、これ撮ってすぐシェアしたい」と思ったとき。デジカメで撮った写真はシェアするのにワンクッション必要だが、iPhoneで撮っておけばすぐinstagramなりなんなりに上げられる。

 この時は、まずその時メインで使ってるデジカメで撮った後、猫が動かないでいてくれたときにiPhoneに持ちかえる感じ。

 冒頭写真がそうだ。鉄条網がちょっと気になるのか、よく見ると塀の中心から少しだけずれた位置に座ってるのがツボだったのである。iPhoneの望遠側カメラだとちょうどいい位置にいたのでそれで。

 最初からinstagramへ上げようと撮るときは、正方形でトリミングすることを意識して撮る。

 次の写真はしゃがんでiPhoneを逆さに持って被写界深度エフェクト機能(ポートレートモード)で撮った猫。背景をぼけさせたかったので。

 低い位置で撮りたいときはiPhoneを逆さに持つのである。iPhoneに限らず、多くのスマホはそうなんだが、カメラが背面の端の方についてるので逆さに持つだけで低い位置から撮れるのだ。これ、簡単で便利な技だ。

久しぶりに晴れた冬の日、ぶらぶらと歩いてたら、日向で昼寝してる猫を発見。iPhoneを逆さにしてそっと起こさないように、背景がボケるポートレートモードで撮影(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

久しぶりに晴れた冬の日、ぶらぶらと歩いてたら、日向で昼寝してる猫を発見。iPhoneを逆さにしてそっと起こさないように、背景がボケるポートレートモードで撮影(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

 そして正方形に切り取ってinstagramにアップしたのがこちらだ。

instagramアプリ上で正方形にトリミングし、フィルターをかけた写真(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

instagramアプリ上で正方形にトリミングし、フィルターをかけた写真(2016年12月 アップル iPhone 7 Plus)

 2つ目のケースは「お、今この瞬間すぐ撮りたいけど、カメラはバッグの中だー、がさごそ取り出してたら猫がびっくりしちゃうかもー」なとき。

 iPhoneはたいてい手に持ってるか、ポケットのすぐ取り出せる場所にあるのでとっさに撮るには都合がいいのだ。

 古い住宅街を歩いてて、あ、猫がいる、と思ったら、いるどころかわんさかと集まってて、皆が一斉にこちらを凝視したので、あ、これは今すぐこの瞬間に撮らないと猫たちが警戒して散らばっちゃうと感じたのである。

 で、さっとしゃがんで右手に持ってたiPhone(地図を見てたのだ)で撮ったのがこれ。

圧巻の6匹軍団。そのうち4匹は明らかに血族。みんな微妙に顔が違って面白い(2017年2月 アップル iPhone 7 Plus)

圧巻の6匹軍団。そのうち4匹は明らかに血族。みんな微妙に顔が違って面白い(2017年2月 アップル iPhone 7 Plus)

 撮ったときは猫が何匹写ってるかなんて考えもしなかったなんだが、あとで数えたら6匹。

 このとき何枚か撮ったのだが、6匹全部写ってたのは最初に撮ったこれだけだったのである。すでに一番近くにいる猫が動き出して少しブレてるから。

 しっかり余裕を持って撮れるときは、タッチAFとかAFロックとか露出補正とか、ちょっとした指先技を駆使できるんだが、そんな余裕がない、このタイミングで今すぐ撮りたいってこともある。

 そのときのポイントは猫を構図のど真ん中に置くこと。

 iPhoneのカメラはカメラ任せで撮るとき「顔を見つければ顔に、そうじゃないときは画面中央に」フォーカスを合わせようとするからだ。そうすると猫にピントが合う。

ポートレートモードにして猫をど真ん中において撮影。塀の上にいるっぽい感じで(2016年11月 アップル iPhone 7 Plus)

ポートレートモードにして猫をど真ん中において撮影。塀の上にいるっぽい感じで(2016年11月 アップル iPhone 7 Plus)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン