第8回 アスキー確定申告虎の巻

いまさら聞けない確定申告のキホン

初めての確定申告、個人事業主・フリーランスが「損しない」方法

小堀真子 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

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平成28年分の確定申告から、個人が税務署に提出する確定申告書類にマイナンバーの記載欄が設けられています。

還付金が見えてくる……!確定申告書Bの攻略手順

 帳簿付け、収支内訳書の記入を終えたら次がラストステップ! いよいよ「確定申告書」を作成します。フリーランサーが使用するのは「確定申告書B」という書類。ここには、以下のような内容を記載していきます。

1. まずは「収入金額等」を記載。「事業」「営業等」の欄に、収支内訳書で最初に書いた収入の合計金額を記します。続いて「所得金額」の「合計」欄に、収支内訳書で求めた「所得金額」を記入します。

2. 「所得から差し引かれる金額」の欄に、控除額の合計を記載します。所得から控除できるものは、2020年分確定申告より合計所得金額に応じた「最大48万円の基礎控除」誰でも控除できる「38万円の基礎控除」(※平成30年度税制改正に従い、2020年1月10日に記事内容を加筆変更)のほか、医療費や社会保険料、生命保険料控除などさまざまなものがあるので、自分が控除できるものを調べておきましょう。

3. 1から2を差し引いた金額が、最終的に「課税される所得金額」です。この金額から、本来納めるべき「所得税額」が明らかになります。青色申告の場合は、この「課税される所得金額」から最大65万円を特別控除できます。

4. 最後に、取引先から送られてきた支払調書に記載された源泉徴収額を合計。その合計額から、3で求めた所得税額を差し引いた額が、国から還付されることになります。これで確定申告書Bの記載は完了です!

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