2016年最後の「這いつくばって猫に近づけ」。本年もありがとうございました。
1年を締めくくるってことで、1月から12月まで、一月に1枚ずつ12枚の写真をピックアップしてみた。思ったより季節感は出なかったけど、今年は夏がいまひとつぱっとせず、秋には雨に祟られ、なかなか大変でありましたから、それもさもありなんということで。
1月、秘密基地っぽい公園の排水口にて
1月は、とある公園。寒風を避けて猫が避難したのはなんと……これはなんでしょう。
手前にあるのは池。水が張られてるのは見ないけど、昔は水をたたえていたのかと思う。おそらくはその排水口だ。
猫がたたたっと走って行ったと思うと、その排水口の凹みに飛び込んでこっちをちらりと見たのである。
秘密基地っぽくていい。
2月、井戸と猫という組み合わせ
2月は暗きょ脇のおうちで。年に数回友人らと暗きょ化された川筋を中心に歩くフィールドワークを開催しているのだが、そのひとコマ。
小さな水路跡を歩いていると、その脇にある家にひょこんと猫がいた。水路跡は周りより少し低くなるので、這いつくばらなくても猫目線で撮れるのである。井戸があるところを見ると、かなり昔から住んでいるのだろう。
井戸と猫という組み合わせで。
3月、保護猫カフェにて
3月はライオン……じゃない。3月は川越の保護猫カフェ「ねこかつ」で猫撮影講座みたいなことをやったのである。その猫カフェで爪を研ぎつつ、ちょっと向こうが気になってるという姿を。
みなさん、無事里親が見つかるとよいですなあ。
4月、河原の工事現場にて
4月は君の嘘……ではもちろんなくて、とある河原の工事現場で。工事現場ってはたから見ると危なかしいのだが、外の人間は不用意には入れないので工事が行なわれない土日になると猫的にはオアシスなのである。
そんな工事現場のシートにいた猫を上から撮ろうとしたらちょうど真上を向いてくれた。
猫を上から見下ろして撮るときはこのように目線を貰うこと。
5月、“猫宅訪問”のおうちにて
5月は“猫宅訪問”。3軒のおうちにお邪魔して、そのうち2軒は子猫。だから猫宅訪問写真から、真っ白なノルウェイジャンフォレストくんを。まだ遊びたくてたまらない年頃なので、キャットタワーの丸い穴から顔を出してオモチャを攻撃するのである。
ちょこまか動き回る子猫を撮るのは大変なのであった。2016年秋以降に超高速AFを実現したミラーレス一眼が何機種か出てきたので、いずれそれらでどこまで遊びまわる子猫にフォーカスを合わせ続けてくれるかテストをしてみたい。
6月、犬と猫がいるおうちにて
6月もまた2軒の猫宅訪問。特に犬猫コンビは秀逸だった。偶然にも顔の模様が同じという義兄弟である。2匹が写ってる写真から、ポーズが似てるものを引っ張り出して見た。
ちなみに、飼い主さんの仕事はドッグトレーナー。犬の専門家がとまどいながら近所で保護した猫を飼いはじめた、というのもまたよい話です。犬との仲は良好。
この連載の記事
-
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ - この連載の一覧へ