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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第234回

iPhone 7&iOS 10の新機能や便利なテクニックを活用する技

2016年09月21日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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 iOS 10が9月14日にリリース、iPhone 7/7 Plusが9月16日に発売された。早速最新端末をゲットしたり、最新OSにアップデートしたiPhoneユーザーも多いだろう。そこで、今回はiPhone 7やiOS 10で新たに対応した新機能や便利技、裏技を紹介しよう。

iPhone 7やiOS 10にアップグレードした端末で利用できる便利技をマスターしよう!

iPhone 7を風呂場で使う

 iPhone 7の大きなトピックの一つが、防水機能。IP67という防塵・防水性能を備え、ほこりっぽいところや水辺でも利用できるようになった。iPhone中毒者なら風呂場でも使いたいところ。ただし、防水性能にもランクがあるので、正確に把握しておきたい。なにせ、アップルのウェブサイトには、「液体による損傷は保証の対象になりません」と書かれているので、万一水没による故障が発生した場合、自腹になってしまうからだ。

 iPhone 7の防水性能のIP67の前の数字が、防塵性能を表す。IP6Xは「粉塵が中に入らない」ということ。そして、後ろの数字が防水性能で、IPX7は「一定の圧力および時間で水中に置いても有害な影響をうけない」ということを意味する。iPhone 7の場合、この一定の圧力というのは水深1m、時間は30分を指している。

 注意したいのは、防塵等級の場合、0から6に数字が上がるごとに性能が向上していくが、防水等級の場合、必ずしも数字が上の方が性能がいいとは限らない点。製品にかかる水の方向や勢いに関する規定もあるためだ。例えば、IPX5級では「あらゆる方向から噴流水をかけても有害な影響を及ぼさない」となり、IPX8級では「連続して水没させても有害な影響がない」ということを意味する。

 そのため、複数のテストをクリアした端末は性能を列記する。例えば「XPERIA X Performance」は、防水性能表記は「IPX5/IPX8」となっている。あらゆる方向からの噴水流をかけてもいいし、長時間水に沈めてもOKということ。防水に強いAndroid端末と比べると、iPhoneはやや水に弱いとも言えるので、過信しないこと。

 防水を試そうと強いシャワーに当てたり、風呂に沈めっぱなしにしたりするのはNGだ。普通に空中で使い、水しぶきがかかったり、万一手を滑らせて水中に落としてもすぐに拾えば故障しない、というくらいに考えておいた方が安全。とは言え、少々の雨やプールサイドの水しぶきではあまり気にする必要がなくなった点はありがたいのは確かだ。

IP67等級の防塵・防水性能を備えたiPhone 7

iPhone 7なら水に落としても、すぐに拾えば問題なし

「IPX5/IPX8」対応のAndroid端末ならシャワーや沈めっぱなしも可能

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