新型iPhoneがまもなく発売されそうだ。過去のiPhone発売時には、中国の「c」が頭についた「ciPhone」や、りんごがみかんロゴに変わった「iOrange」なんてのが出てきた。
それは写真で撮るだけならそれっぽく、さわれば質感でがっかり、電源を入れれば目も当てられないというシロモノだった。
近年のiPhone発売では、発表直後に爆速で本家に似たAndroid機が発表された。それには話題性で一稼ぎしようという思惑と、先進国へのジェラシーへの両方が垣間見られた。
新型iPhoneはガラス筐体を採用するとか、曲面ディスプレーを採用するとか、前面背面両面とも曲面ガラスを採用するとかで、今までとガラッと見た目が変わるのではないかと言われている。
さすがにそのニセモノは登場しないだろう、と思われるかもしれない。ところが、そのガラスを含めた曲面ディスプレー量産のための工場が、中国で水面下に増えつつある。
アップルによる曲面ディスプレー関連の特許が申請されたり、製造に関する情報がリークされたりするや、中国メディアは「部品メーカーが曲面ガラス製造に力をはじめた」「曲面ガラス工場への投資は今が絶好のチャンス」と報じているので、近い将来曲面ガラスが潤沢に供給されることだろうし、曲面ディスプレー採用のスマートウォッチ作りで活用される工場もあるだろう。
中国メディアのニュースによれば、ファーウェイ、OPPO、小米(シャオミ)、魅族(Meizu)といった中国有力メーカーの上位機種で両面曲面ガラスを採用した機種がリリースされるといわれている。
今年後半には「Galaxy S7 edge」のような曲面ガラスを採用する中国メーカーのスマホが続々と登場し、しかもGalaxy S7 Edgeよりも攻撃的な値段で出てくるわけだ。
曲面ディスプレーにはサムスンの「AMOLED」技術も必要となる。一部のメーカーしか作れないが、ファーウェイ、OPPO、vivo、小米といったメーカーがAMOLEDの争奪戦をはじめているというニュースも報じられている。
修理がどの都市でも気軽にできなければ本体は売れないので、修理用ガラスや液晶も大量に修理屋に流れる。そうなれば、どのメーカーも同じ曲面ディスプレーの製品を出してくるだろう。
また、新型iPhone発表から爆速で、どこからか流れたAMOLEDパネルにより、名もなきメーカーが新iPhoneそっくりな曲面ディスプレーを採用した山寨機を出すかもしれない。
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