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JAWS-UG中部・北陸勉強会レポート 第6回

懇親会にこそコミュニティの真価はあり!

素面のおっさん10人が語るAWSとJAWS-UG磐田のこれから

2016年07月27日 07時00分更新

文● 重森大

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勉強会の後の楽しみといえば、懇親会。酒を酌み交わしながらざっくばらんにIT話に花を咲かせる……のかと思いきや、JAWS-UG磐田の懇親会はひと味違った!? ほとんど全員がノンアルコールの懇親会の様子はいかに。

とりあえず、かんぱーい!

とりあえずノンアルコールビール10本!生ビール1つ?

 JAWS-UG磐田の勉強会が終わり、20時頃、近くの居酒屋に集まったわれわれ。参加者の中から懇親会に残ったのは筆者を含めて11名。東京から参戦している株式会社サーバーワークスの多田氏をのぞいて、全員がクルマでの移動だ。

 筆者の住んでいる辺りでもそうだが、田舎ではクルマで飲みに行くのは珍しいことではない。何人かで乗り合わせることもあるが、最後に運転代行を呼んで解散するのが通例だ。この日もそんな様子なんだろうと思っていたら、そんなことは全然なかった。なんと、クルマで参加した人全員が、筆者も含めて全員ノンアルコールビールを注文。アルコール飲料を注文したのは、新幹線で帰る多田氏ただひとり。こんな飲み会(?)は初めてだ。

 東京から来た多田氏が、「せっかく静岡に来たので静岡っぽいものが食べたい」とメニューを開いたが、運悪くこのお店では「被災地応援九州フェア」を絶賛開催中であった。

「浜松餃子くらいない?」

「ない。博多風餃子ならある (笑)」

 そんな訳で多田氏が注文したのは「名古屋コーチン出汁巻き玉子」だった。すっかり静岡を通り越してしまって愛知名物だ。

「通り越したね静岡」

「のぞみに乗っちゃったね(笑)」

 ちなみに普段は、勉強会後の懇親会を「さわやか」というお店でやることが多いらしい。さわやかというのは、静岡県西部に展開しているファミレスチェーンの名前だ。最近ではネットやテレビで取り上げられることも多くなり、県外での知名度も高まっている。このときもちょうどテレビで取り上げられた直後で混雑が予想されたため、勉強会会場近くの居酒屋に設定されたということだった。筆者も名前だけは知っているが行ったことのないさわやか。ぜひ行ってみたかったが、次回の課題として持ち越しに。

静岡に3つもJAWS-UGがある理由を知る

 みなさんの話を伺おうと思ったのだけど、逆に、スタートしたばかりのJAWS-UG on ASCIIについて質問を受ける筆者。一通り紹介して、地方支部巡りが担当なのだと伝えた。すると今度はみんなで「JAWS-UGって南は沖縄だったと思うけど、北はどこまであるんだっけ」「北海道っていくつかに分かれてるよね」なんて話に。今JAWS-UGのサイトで確認したところ、北海道は函館、札幌と分かれており、札幌が最北のJAWS-UGのようだ。

 北海道くらい広い場所ならわかるけれど、静岡県にはなぜ3つもJAWS-UG支部があるのかと聞いた見たところ、全員が口を揃えて「静岡は長いから東西で文化圏が違うんです」と答えてくれた。そういえば新幹線の各駅も、県内で色がかなり違っている。クルマやピアノが置かれている駅があるかと思えば、プラモデルが全面的に押し出されている駅があったり、お茶アピールの強い駅があったり。東海道沿線ということで人の流れはひとつかと思いきや、「静岡県だけど静岡市じゃないって感じで、特に東部と西部では行き来も面倒くさくて」とのこと。そこで、静岡支部ではカバーしきれない西部地域をカバーすべく、JAWS-UG磐田支部が作られたとのこと。

 活動を活性化するため、「とりあえず1年間は毎月1回のペースで勉強会を開催しよう」とがんばっているところだということで、今回が記念すべき第12回目だった。ここまで走ってこられたので、これからもできるだけ毎月やっていこうと意気も上がっており、ぜひ活発な活動を続けてもらいたいと思う。

 「高速道路を走ってると、静岡長いなって感じない?」という話も出た。東名高速道路を走っていると静岡県が長いというのはよく聞く話。実際、全長346キロのうち約200キロが静岡県である。東名高速道路と名神高速道路などを使って東京から大阪を目指す場合、東京、神奈川、静岡、愛知、岐阜、滋賀、京都、大阪と8都府県を通過して約530キロ。静岡県だけでそのうちの約4割を占めているのだから、長く感じるのもしかたない。というか、愛知より西側は各県をかすめているだけという印象でもあるのだが……。

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