このページの本文へ

US EastやUS West、EUの3リージョンで開始

AWS、スケーラブルなストレージ「Amazon EFS」の一般提供開始

2016年06月30日 18時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 米Amazon Web Servicesは容易な設定でスケール可能なフルマネージド型ファイルストレージサービス「Amazon Elastic File System(Amazon EFS)」の一般提供を開始した。

Amazon Elastic File System(Amazon EFS)のビデオ

 2015年4月に発表されたAmazon EFSは、VPC内のAmazon CE2インスタンスからNFSv4経由で接続可能な共有ファイルストレージサービス。アプリケーションを中断することなく、ファイルの追加や削除にあわせて自動的にスケールでき、ペタバイトクラスまでの拡張が可能。数千台規模の同時接続に対応し、1秒あたり100MB以上のバーストできるという。

 また、各ファイルシステムオブジェクト(ディレクトリ、ファイルおよびリンク)を複数のAZ(Availability Zone)に重複して保存することで、高い可用性や耐久性、冗長性を実現している。さらにファイルやディレクトリレベルで、ユーザーおよびグループの読み取り/書き込み/実行アクセス許可をサポートしているほか、AWS Identity and Access Management (IAM) と統合されており、Amazon EFS APIへのアクセスやリソースレベルのアクセス許可を管理できる。

 超並列処理と高度なスループットを必要とするビッグデータ分析、メディア処理、ゲノム分析などから、レイテンシが問題となるコンテンツ管理、ホームディレクトリなどファイルが関係する幅広い負荷に対応するよう設計されているという。

 Amazon EFSは、AWS Management Console、AWS CLI、AWS SDKなどでデプロイ可能。US East (ノースバージニア)、US West (オレゴン)、EU(アイルランド)の各リージョンにて展開され、その他のリージョンへの展開は今後発表される予定となっている。

■関連サイト

カテゴリートップへ