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パフォーマンスとスケーラビリティ、セキュリティを向上

vSphereからの移行ツールも、レッドハット「RHEV 3.6」リリース

2016年03月23日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 レッドハットは米国時間3月9日、仮想化プラットフォーム製品の最新版「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.6」をリリースした。高付加ワークロード向けにパフォーマンスやスケーラビリティ、セキュリティを向上させたほか、「VMware vSphere」環境のワークロードをV2Vマイグレーションするツールも提供する。

 パフォーマンスとスケーラビリティを向上させるRHEV 3.6の新機能としては、稼働中のアプリケーションに対してより多くのメモリをオンザフライで提供できる「ホットプラグメモリ」のサポート、仮想マシンに対して物理PCIアダプタ/PCIデバイスを直接割り当てられる「PCIデバイス アサインメント」などがある。

 また仮想環境全体にわたるパッチリリースを効率化する「ホストアップデートマネージャー」、外部システム(ストレージやサーバーなど)のシステムヘルスイベントをRHEV側で可視化する「オブジェクトヘルスステータス」などの機能も追加された。

 VMware vSphere環境からのマイグレーションに関しては、vCenterに直接接続して移行対象のLinuxワークロードを特定し、クリックによるシンプルな手順でワークロードの移行ができるとしている。

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