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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第446回

コツをつかんできれいに撮る! 夜の猫の撮影テクニック

2016年02月26日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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街灯の光で少し緑がかぶっているのがリアルな夜の街の猫。目元がちょっとやさしげでよい(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)
街灯の光で少し緑がかぶっているのがリアルな夜の街の猫。目元がちょっとやさしげでよい(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 去る2月22日は「ニャンニャンニャン」で猫の日だったそうで、記念日的なものに興味がないのですっかり忘れておりました。みなさま猫の日っぽい一日を過ごされましたでしょうか。

 それはさておき、先日、飲み会の予定があって都内某所へ出かけたのであるが、待ち合わせより30分ほど早く着きそうで、さすがに冬の寒空の下で延々と待ってるのもつらいな、近くで軽くコーヒーでも飲んでいるかなと思ったら、猫がいたのである。

 この季節、夜の外猫を撮るなんてかなり酔狂な話で、何しろ寒いのである。猫を撮るにはじっとしてなきゃいけない。猫を脅かさないようにじっとして、カメラを構える。寒いときは身体が震えるのである。でも撮るときは震えちゃいけないのである。

 これはなかなかつらいのであるが、街中の夜猫を撮る機会なんてそうはないので頑張ってみたのが冒頭写真。

 ちょっと優しそうな顔をした猫でありました。遠くから望遠で。夜の猫を狙うときはカメラのセッティングが悩ましい。

 画質を気にしすぎて感度を上げすぎないようにすると、シャッタースピードが遅くなるので手ブレや被写体ブレが起きやすくなる。つまり猫がちょっとでも動くとブレて写っちゃうし、寒くて手が震えると写真も震える。

 かといって感度を上げすぎると画質が落ちる。

 猫が静止しているときは手ブレしないギリギリまでシャッタースピードを落とし、ちょっとでも動きそうなときは画質が劣化しても気にしないでシャッタースピードを速めにする。

 で、多少暗い方が夜の写真ぽいので、無理に明るく撮ろうとしない。

動きそうだったのでシャッタースピードを速めにして、高感度で遠くから望遠で撮影。街行く人をじっと見てるのだけど、みんな気づかないものなのである(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)
動きそうだったのでシャッタースピードを速めにして、高感度で遠くから望遠で撮影。街行く人をじっと見てるのだけど、みんな気づかないものなのである(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 もうひとつは色。

 夜の街はいろんな照明で少しずつ照らされている。

 街灯とお店の光と公園の光では光の色や質が違うので、時には白い猫がきれいに白くなってくれないことがある。

ちょうど背景が真っ暗だったので印象的な光に。緑がかぶってるのは照明のせい。でもそのおかげで雰囲気が出た。夜っぽい背景を探すとよい(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)
ちょうど背景が真っ暗だったので印象的な光に。緑がかぶってるのは照明のせい。でもそのおかげで雰囲気が出た。夜っぽい背景を探すとよい(2016年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 これなんか、思い切り緑がかぶってしまった。

 白い毛が白くなるよう、後から色を補正してもいいのだけど、この方が夜の猫っぽいよなということでそのまま使うことに決定である。

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