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非エンジニアでも分かる!AWSの学び方まとめ

2016年02月23日 11時00分更新

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AWSに興味があるんだけど、どうやって学んだらいいの?お金かかるんだよね?

AWS(Amazon Web Services)とは、主にサーバやネットワークなどのシステムインフラを、インターネット上で提供しているクラウドサービスです。

「Amazon」は、あのECサイトの「Amazon」です。ECサイトで培った大規模サイト構築・運営のノウハウをクラウドサービスとして社外にも展開しています。本国アメリカでは大企業や政府機関でも利用され、日本でもネットサービス企業を中心に、大企業での利用も増えています(国内クラウドサービス需要動向(2015年版)MM総研)。

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国内クラウドサービス需要動向(2015年版)MM総研

D2CでもAWSを利用しています。D2Cでは今まで、サーバなどのシステムインフラを物理的に購入することが多かったのですが、AWSを利用すると「使いたい時に使え、止めたい時に止められる」などのクラウドサービスならではのメリットがあり、利用の範囲を広げています。

冒頭の質問は、最近、実際に頂いた質問です。技術担当ではない方からも質問を頂き、AWSに興味を持たれている方は増えているという印象です。

AWSは有料のサービスですが、ある程度は無料で学ぶことができるので、今回はそのことをテーマに記事を書きます。

無料で学ぶ!AWSの3つの学び方

下の図をみればわかるように、AWSはたくさんのサービスがあります。

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AWSサービスの一覧

どれから学んだらいいのかわからない」という方は、EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)という仮想サーバサービスから使ってみることをオススメします。

では、無料でできるAWSの3つの学び方を説明します。

1)Webで学ぶ

1つ目は、「Webで学ぶ」です。AWSの概要から基礎~応用までWebで学べます。Web上では、AWSに関する情報が数限りなくありますので、実際に使ってみて参考になったサイトをご紹介します。

Amazon Web Services
本家AWSでは、無料のセミナーをオフライン・オンラインで開催していて、その資料も共有されています。

Developers.IO
AWSの導入コンサルティングをしているクラスメソッドのブログにはAWS初心者向けの記事も数多くあり、新しくリリースされたサービスの情報も早く取り上げられますので参考になります。

Qiita
エンジニアの為の技術情報共有サービスであるQiita(※「キータ」と呼びます)を使い、「AWS」で記事検索するのも有効です。

2)触って学ぶ

2つ目は「触って学ぶ」です。AWSを学ぶにはやはり実際に触ってみるのが大事です。

AWS無料枠の利用
AWSでアカウントを作成すると、1年間無料で使えるサービスがありますので、そこで実際に触ってみることができます。

  • AWSへのアカウント登録が必要です(クレジットカード情報の登録が必要です)
  • 無料枠の対象はサービスごとに異なりますので、記載に注意のうえ、試される際は自己責任でお願いします

それでもAWSアカウントの登録は敷居が高いという方にオススメのサービスがあります。

セルフペースラボ

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セルフペースラボのコース選択画面

セルフペースラボではオンライン上で決められたシナリオに沿ってAWSの環境を実際に触りながら学ぶことができます。この環境は、時間が経てばクリアになるので、「データの消し忘れ」という心配もありません。

  • 利用にはセルフペースラボのアカウントの登録が必要です
  • 有料のコースもあります

3)コミュニティで学ぶ

最後は「コミュニティで学ぶ」です。AWSでは利用ユーザによるJAWS-UG(Japan AWS User Group)と呼ばれるユーザ会が活発に活動しています。

JAWS-UGには色々な「支部」があり、地域ごとの支部や、特定技術や運用に特化した専門支部などで勉強会が開催されています。参加は基本的に無料な支部が多いですが、会場利用や懇親会でお金が必要な場合もありますので注意してください。

勉強会では実際に利用しているユーザーが講師を努めるので勉強になりますし、勉強会後に開かれる懇親会での利用ユーザー同士の話も勉強になります。

1番の学びはアウトプットすること

最後に、これまでAWSの3つの学び方について説明してきましたが、1番の学びは学んだことをアウトプットすることになります。それは、ブログにやったことや学んだことを書いてみるもよし、社内の人や友人に話すもよし、そして勉強会で講師をしてみることもアウトプットなので、是非、チャレンジして頂きたいと思います。

※記事は2016/2/2日時点の情報に基づき作成しています

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