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LEVEL∞の15.6型「Lev-15FR079-i7-RS」でプレーできるか試した

Fallout 4をするための、パワフルなゲーミングノートを探し求める

2016年02月03日 14時04分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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Lev-15FR079-i7-RSでプレーしたかったのは「Fallout 4」!

 さて、なぜ私が場所をかえつつ長時間プレーできるゲーミングノートパソコンに興味を持ったかというと、ここ最近ずっとプレーしたかった作品があるからだ。それはベセスダ・ソフトワークスが開発し、ゼニマックス・アジアが発売した「Fallout 4」だ。Falloutシリーズは、恥ずかしながら前作までをプレーしていなかった。しかし、東京ゲームショウ2015に取材に行ったときに、発売前のFallout 4の看板がやたら目に留まり、かなり気合の入っている作品だなと感じ、プレーしてみようかな? と考えていた。

 また、年末は忙しくてまったくゲームをプレーできていなかったのだが、ゲーム好きな友人と話しているときに、「Fallout 4は間違いなくここ最近で一番面白い」と興奮気味に言ってきたので、これはやっぱりやらなくてはいけないなと思ったのがプレーするに至る経緯だ。

 Fallout 4は、広大なマップを縦横無尽に散策できるオープンワールドタイプのゲームで、自由度はかなり高い。そのため、色々と寄り道しているだけでも面白く、膨大な時間を費やすことになる。そのため、ずっと机の前に座ってプレーするよりかは、ベッドやこたつに入ってなど、様々な場所で遊べた方がいいなと思い、デスクトップパソコンよりゲーミングノートパソコンでプレーしたほうが快適なのではないかと考えたのだ。

Falloutシリーズで初めて描かれる、核戦争前の世界



 Falloutは、シリーズによってストーリーは異なるが、基本的には核戦争によって滅びてしまったアメリカ大陸が舞台となっている。荒れ果てた土地には、必死に生きていこうと暮らしている人たちだけでなく、野蛮な人間や放射能によって変異してしまった生き物たちもいる。そんな世界でクエストをこなしていったり、取引をしたり、もしくは自分も野蛮人になって暴れまわったりと、プレイヤーが思いのままに生き抜いていかなくてはいけないのだ。

 Fallout 4も核戦争後の世界が舞台となっているが、シリーズでは初となる核戦争前から物語が始まる。主人公は、マサチューセッツ州ボストンの「サンクチュアリ・ヒルズ」で暮らす夫婦で、生まれたばかりの息子「ショーン」とともに暮らしている。この夫婦のキャラクターメイキングをすることからプレーが始まる。どちらもメイキングできるが、プレーヤーキャラクターはどちらかを選択しなくてはいけない。

 キャラクターメイキングでは、顔、性別、髪型、人種、体型などが細かく選択できる。顔はパーツごとにスライダーで設定できるので、こだわり始めるとキャラクターメイキングだけで軽く1時間以上費やすことになるだろう。ストーリー上ずっとこの顔で進めていくことを考えると、キャラクターメイキングはある程度力を入れたほうがいいだろう。特に会話しているときなどは、映画のカメラワークのようにプレーヤーキャラクターの顔も表示される。気合をいれてメイキングしておけば、その分その顔を拝める機会は多いので、それだけでもちょっと楽しい。

 時代は2077年。家には、お手伝いロボット「コズワース」のように未来をイメージさせる物と、ブラウン管サイズの白黒テレビなど過去の物がどちらもある変わった世界観が特徴的だ。普通にロボットがいる家のテレビがブラウン管という、現実とは少し違う世界なので、どういう世界なんだろう? と妄想しながら散策するため、その分すんなりゲームに没入できた。

 家でコーヒーを飲んだり、赤ちゃんをあやしたりと普段の生活を送っていると、アメリカ各地で「Vault」と呼ばれる核シェルターを建造している「Vault-Tec」のセールスマンが訪れる。セールスマンは、核シェルターの1つ「Vault 111」に居住できる契約を迫ってくる。人と話すときはいくつかの選択肢が表示される。その選び方によって、相手の返答も変わってくる。

 契約をした直後に、物語は急展開を迎える。テレビでアメリカ本土で核爆弾が炸裂し、甚大な被害がでているというニュースが流れるのだ。夫婦は赤ん坊を連れて先ほど契約したVault 111に避難し、紆余曲折があった末に主人公だけ2287年の未来世界に放り出されてしまう。そこから、従来のシリーズ通り、最終戦争の後の世界で物語を進めていくこととなる。

顔、性別、髪型、人種、体型などが細かく選択できる

男女ともの編集できるが、プレーヤーキャラクターはどちらかを選択する必要がある

パーツごとの編集も可能

平和に暮らしていた生活が一変

家族とともに核シェルター「Vault 111」に避難することになる

広大なオープンワールドを自由に駆け巡る

視点の切り替えも可能

 Fallout 4では、広大なオープンワールドを縦横無尽に駆け巡ることができる。しかし、核戦争後の世界なので、食料や水は汚染されており、調理などをせずに使用すると、回復はするが、放射能に汚染されてしまう。放射能に汚染されると、HPの最大値が減ってしまう。放射能でのダメージは、普通の回復薬や食料ではHPの最大値は回復せず、治療できる医者や放射能除去薬の「RADアウェイ」が必要となる。

 放射能によって巨大化した凶暴なクリーチャーがいるほか、強盗集団「レイダー」が各地で襲ってくる。もちろんFPSのようにそのまま攻撃することが可能で、RPGのように敵をロックオンして攻撃する特殊能力「V.A.T.S.」(Vault-Tec Assisted Targeting System)も利用できる。放射能の影響をうけたクリーチャーに攻撃されると、ダメージを負うのはもちろん放射能にも汚染されてしまうので、気を付けなくてはいけない。クリーチャーはフラフラ歩いているとどこでも現れ、かつ攻撃してくるので、探索中も気が抜けない。この常に緊張感が漂う世界だからこそ、ある程度は集中し続けてなくてはいけないので、ゲームの世界に引き込まれてしまうのではないだろうか。

Falloutシリーズではおなじみの特殊能力「V.A.T.S.」も健在

 また、プレー初めたてのころは、クリーチャーもレイダーも決して弱くないというのもポイント。そのため、メインクエストをこなしたり、各地で出会う人々から頼まれるクエストをこなすことで経験値を貯め、レベルを上げていかなくてはいけない。レベルアップをするとポイントが溜まり、基礎能力「S.P.E.C.I.A.L」や特殊能力「Perk」に振り分けていく。S.P.E.C.I.A.Lは、Strength(筋力)、Perception(知覚)、Endurance(耐久力)、Charisma(魅力)、Intelligence(知能)、Agility(俊敏性)、Luck(運)がある。それぞれ振り分けることで付与される能力が異なるほか、V.A.T.S.も覚えないといけないので、ポイントの振り分け方は旅を進めていくうえで重要なポイントになるだろう。また、どうしても難しすぎでクリアできない! と思った場合は、いつでも難易度を変更できる。諦めて最初から難易度変更してプレーし直さなくていいのはありがたかった。

旅を助けてくれる「コンパニオン」は、人間や犬、ロボットなど様々。物語の序盤で出会う犬「ドッグミート」は、戦闘で役立つほか、見ているだけでとても癒される

「パワーアーマー」と呼ばれる戦闘スーツも存在する。戦闘力はかなり高いが、「フュージョンコア」という原動力は徐々に減っていくので、稼働時間には制限がある。また、パーツごとに耐久度があるため、パーツの交換も必要

 私のFallout 4の世界での旅はまだ始まったばかりでまだまだこれからなのだが、武器や身を守るアーマーなどのカスタマイズが可能な「クラフト」もハマる要素の1つだろう。クラフトでは、武器やアーマーのほか、家や町すらも開発できるようなので、ストーリーそっちのけで素材厚めに明け暮れそうだ。

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