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山根博士の海外モバイル通信 第276回

モトローラファンは絶対行くべき! シカゴの直営ショップ「Moto Shop」に訪問

2016年01月21日 09時00分更新

文● 山根康宏 編集●ゆうこば

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 日本でもNTTレゾナントからモトローラのスマホ「Moto G(第3世代)」が2015年末に登場。「M」のロゴでおなじみのモトローラ製品をいまでも好きな人は多いことでしょう。そのモトローラのオフィシャルフラグシップストアが2015年11月7日、シカゴにオープン。ちょうど1月はCES 2016の取材で渡米中ということもあり、さっそく行ってみました。

モトローラ唯一の直営店はシカゴにあり!
リアル「Moto Maker」コーナーも必見

モトローラーの生まれ故郷はシカゴ

 そもそも、なぜシカゴにモトローラショップができたのでしょうか? それは、モトローラの発祥の地がシカゴだから。モトローラは1928年、ガルビン・マニュファクチャリング・コーポレーションとしてシカゴに創立。数年後に世界初のカーラジオを発売しますが、その製品名が「Motorola」。そして、会社名もその製品名のモトローラに変更したという歴史があります。その後、通信企業として躍進、世界初の携帯電話を開発したのもモトローラでした。2000年代にはドコモからも発売された「MOTORAZR(レーザー)」が売れすぎたためにスマホへの転換が遅れ、携帯電話部門はGoogleに売却。その後レノボが買収して、いまはレノボの傘下というあたりは最近のモトファンの人なら知っている話でしょう。

シカゴの中心にあるMoto Shop

 さて、モトローラのお店「Moto Shop」はシカゴの中心地にあります。ショッピングモール「Block Thirty Seven」の1階。木目の看板は自然に優しい製品をつくっているメーカー、というイメージ。ガラスにあるMのマークは、中にシカゴのビルが描きこまれているようです。実はシカゴは様々な形の建築物でも有名な街。ビル鑑賞するだけでもおもしろい都市なのです。

入ってすぐはMoto 360のコーナー

 表通り側から店内にはいると、すぐ目につくのはAndroid Wear搭載スマートウォッチ「Moto 360」のコーナー。店内も木材を多用しているので、どことなく暖かな雰囲気。訪問した1月のシカゴの気温はマイナス10度と極寒でしたが、お店の中に入るだけでも落ち着けます。店員さんが気さくに話しかけてくるので、せっかくだから「日本からモトローラを見に来たよ」と言うと「ありがとう! 自由に見てね」とフレンドリーな答え。

美しく並べられたMoto 360

 ショーケースにはMoto 360が高級腕時計のようにキレイに展示されています。丸形のスマートウォッチの元祖ともいえるMoto 360は、ガジェットではなく腕時計としても違和感なく使えるデザインの製品なんですね。なお、実機も置いてあるので自由に試すことも可能です。

奥にはスマホコーナーも

 店の奥にも入り口がありそちらはショッピングモールの中の出入り口となっています。スマホは店の中央あたりに陳列されており、SIMフリーモデルも販売されているのでその場で購入することも可能です。

Moto X Pure Editionのスペシャル版も展示

 現在のモトローラ製スマホのラインアップは、実はあまり多くはありません。しかし、「Moto X Pure Edition」の特別デザインバージョンなどのモデルもあり、バリエーションを増やしています。ちなみに、このモデルはオンライン販売のみとのこと。

組み合わせは数百パターン?Moto Makerをその場で試せる

 そして、好みのカラバリや素材を組み合わせたスマホをつくれるサービスもモトローラは提供しています。アメリカと中国で展開中の「Moto Maker」は、本体のフロントカラー、背面カバー、カメラ周りのベゼルなど複数の色や素材を自由に組み合わせて自分だけのスマホをネットでオーダーできます。ここMoto Shopには実際に組み合わせ可能なパーツの実物が全て置かれています。

その場でオンラインオーダーも可能

 「本体は白、背面は木目にして、カメラ周りはシルバーにしようか」など、置いてあるパーツを使って実際に組み合わせを試せるわけです。好みのものが決まったらその場にあるタブレット(レノボのものでした)を使ってオンラインオーダーも可能。画面で見るのと実物を見てみるのでは印象も変わりますから、これはなかなかいいサービスかも。対象モデルは「Moto X」や「Moto G(第3世代)」など。日本でぜひ展開してほしいものです。

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