このページの本文へ

にゃんすかこれ!? 猫が初めてルンバを見たときの反応

2015年10月30日 11時50分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/にゃすきー

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 わが家にルンバがやってきたのは先日の話

 まるでUMAに遭遇したときのような衝撃を受けた。しかしわたしたち人類は非力であるため恐れを抱いてしまったのではないか。動物であれば、とくに捕食者であり、ときにルンバを乗りこなしてしまう猫であればどうか。

 そう考え、ルンバとファーストコンタクトをとってくれる猫を探してみた。普段から変なものに慣れている猫、という条件で探していった結果、オス猫「わさび」くんに白羽の矢が当たった。なぜ変なものに慣れているのか、理由は後述。

 箱をあけてルンバを出したところ、わさびくんは興味津々。においをかいで「なんすかこれ?」といった余裕の表情を見せていた。

 が、いざCLEANスイッチを入れた途端──

「ルンバ980」の匂いをかぐわさびくん

CLEANスイッチをおもむろに押すと……

きゃあああああ!動いたああああああ!!

 きゃあああああああああ! 動いたああああああああああああああ!

 ルンバがギュイーーンと動きはじめた途端、思いっきり全力疾走。ベッドのすみに隠れ、しばらくそこから動かなくなってしまった。ただ、警戒心からか好奇心からか、目はルンバから離さないまま、じーっと見つめつづけていた。

 そんなことはおかまいなしに部屋中を掃除してまわるルンバ。カーブするたびそちらに目を向け、ベッドのかげからルンバを見つめつづけるわさびくん。

ベッドの陰から見守るわさびくん

陰からのぞきこむ姿がかわいい

 しかしそのあと、ついにルンバがわさびくんにコンタクトをはかる。

 ベッドと机の隙間に入るべくギュイイイーーンとつっこんでくるルンバに、わさびくんは大混乱。しばらくまさかの二本足(!)で様子を見守ったあと、「もうやだこんなの!」とばかり、ひらりとベッドに飛び乗った。

うわっえっちょっやめまじで

無理!まじ無理!逃げます!

ベッドからルンバを見下ろすわさびくん

 そこからは高みの見物。床をしゃかしゃか動きまわるルンバをベッドから見下ろし、やがて昼寝をはじめてしまった。

 結論としては、猫にとってもルンバはUMAだった。そのうち慣れてきたらのっかることもあるのかもしれない。まあでも、普通に怖いよね。そりゃそうだよね。ごめんわさびくん。


猫ちゃん用「温泉トイレ」開発中

 さてこのわさびくん、一体どこの猫なのか。

 じつは「温泉風ねこトイレカバー」というプロジェクトを立ち上げている榎本翔太さんの飼い猫だ。ペット用のトイレをかわいくアレンジする“のれん”風カバー。クラウドファンディングで開発資金の調達に成功し、現在先行販売中。

温泉風ねこトイレカバー

 自分で初めて猫を飼いはじめて、すぐ必要になったのはペット用トイレ。ネットで調べてみるものの「かわいいもの、かっこいいもの、ピンとくるもの」がまったくない。それなら自分で作ってしまおうと試作をはじめたのだそうだ。

 完成した第1弾製品をハンドメイドマーケットminneで売りだしてみたところ、たちどころに話題になった。これはいけると、工場に発注してある程度の量産ができる体制を整えようとクラウドファンディングを始めたということらしい。

市販のペット用トイレを収納する

のれんは取り外し可能

 窓枠に固定するカーテンとちがい“のれん”はぶらさがろうとするとすぐはずれるような仕組みになっているため、ひっかかれてボロボロになることもないらしい。ちなみに、カバーはわさびくんもお気に入りだそうだ。

 なお、ペット用トイレのアクセサリーともいえる「トイレカバー」をつくるのは、トイレそのものをつくると金型代がかかるため。将来的にはメーカーとの協業なども視野に入れて開発していきたいと話していた。

 そういうわけで、変わったものに慣れている猫であっても、ルンバはやっぱり刺激が強かった。おそらく普通の猫ならなおのこと。ペットとルンバの同居を考えている方は、どうぞご参考にしていただければ(?)。


カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン