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スーパー耐久岡山戦レポート

【RQあり】ディーゼルのデミオがガソリンFITを抜く!

2015年09月29日 17時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●末岡大祐/ASCII.jp

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チャンピオンを決めたスバルWRX
そして新車勢も強さを見せた岡山戦

 先ほども述べたとおり、岡山戦では最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンが決定するクラスが2つもあった。

 SUPER GTのGT300でもおなじみのFIA GT3マシンで争われるST-Xクラス。岡山戦優勝は5号車「MACH MAKERS GT-R」。そして2位に入った3号車「ENDLESS・ADVAN・BMW」が獲得ポイント96点でシリーズチャンピオンとなった。

 しかしシリーズ2位と3位はまだ確定しておらず、SUPER GTでグッドスマイル 初音ミク SLSをドライブする片岡龍也選手が参加する16号車「REAF REAL ESTATE KiiVA BMW」はランキング3位のポジションだ。

 2リッター4WDターボという、日本ならではのカテゴリーで争われるST-2クラスは、岡山で優勝した59号車「DAMD MOTUL ED WRX STI」がシリーズチャンピオンを決めた。

 前戦オートポリスで優勝したものの、シリーズチャンピオンまでにはあと0.5ポイント足らず、チャンピオン決定は岡山に持ち越しとなっていた。完走さえすればシリーズチャンピオンであるにもかかわらず、手を抜くことなく優勝をめざしてのレース運びはお見事。

 もぎ取った優勝。そしてシリーズチャンピオン! ゴールの瞬間は感動に包まれた。パルクフェルメでフィニッシュドライバーの吉田寿博選手を迎えたチームマネージャーは、感動のあまりに吉田選手に抱きついてしまうというハプニングも。

 この優勝で3シーズン連続チャンピオン、いわゆるV3を決めた59号車「DAMD MOTUL ED WRX STI」。今後も連続記録更新を期待したい。

 スーパー耐久では唯一のキャラモノマシン、GRGランサーがST-2クラス3位で数年ぶりに表彰台に登った。

 3.5リッター無過給エンジンのマシンで競われるST-3クラス。第3戦の富士で3台がデビューしたレクサスRC350のうち、優勝が34号車「asset ings テクノ RC350」、2位が39号車「SARD Racing RC350」となった。34号車は2010年と2012年にグッドスマイルレーシングでドライブしたササキングこと佐々木雅弘選手が、39号車にはSUPER GTのGT500クラスで「DENSO KOBELCO SARD RC F」をドライブする平手晃平選手が参加する。

 2リッターエンジンを基本にしたマシンで競うST-4クラスは、車種が豊富すぎてどこが勝つかわからないのが面白い。岡山戦では58号車「ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5」が優勝、2位に13号車「ENDLESS・ADVAN・86」が入った。

 デミオディーゼルも参戦する1500ccのST-5クラスは、前戦オートポリスでシリーズチャンピオンを決めた69号車「BRP★J'SRACING フィット」が優勝、2位はスポット参戦の11号車「隈元建設×BSR WM☆Vitz」となった。

 多彩なクラス、豊富で身近な車種で競われるスーパー耐久シリーズ・最終戦は10月24~25日の鈴鹿サーキットだ。

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