このページの本文へ

獲るぞ二連覇!ベンツで挑む初音ミクGTプロジェクト8年目 第8回

絶対に落とせない鈴鹿1000km! ミクSLSを襲った悲劇

2015年09月03日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤智充

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

関係者コメント

安藝貴範 代表

 今回は非常に残念でした。谷口選手がコースアウトしたのも、攻めて攻めてライバルより前に行こうとした結果、GT500が絡んできて逃げ場がなくなってしまったからなので仕方ないですね。ただ、チームの強さは見せられたかなと思います。17位から最高で3位まで上がりましたから。

 タイヤ、マシン、ドライバーと、今回は完調だったので勝つタイミングではあったんですけど、なかなか思いどおりにいかなかったですね。まわりのライバルたちの速さについていくために、多少無理をしなければいけなかったのもツライところではあります。

 いつもなら、ミスなく走ってライバルのスキを突くのがウチのチームなんですが、今回はちょっと“らしく”ないレースでした。


片山右京 監督

 本番での谷口選手のスピンは初めて見ましたね。前回のホイールトラブルもそうですが、昨年はなかったミスやアクシデントが続いています。まだクルマが完全に決まってなくても、鈴鹿は大量得点のチャンスがあるから攻め過ぎちゃったんでしょうね。でも、8位までなんとか取り返せたのはよかったと思います。

 今回は路面コンディションの変化とタイヤのマッチングが大変で、スタート直後は良かったけど、雨量が増えて苦しくなってきて、谷口選手はハードのウェットタイヤで行ったので、なかなか温度が上がらなくて苦戦しました。でも、中盤に路面が乾いたときはスリックがバッチリハマって、まわりより数秒速いペースで走れていました。結果論になってしまいますが、欲を言えばもう少し早めにスリックに変えたほうが良かったかなと。

 次戦はウェイトもあまり増えてないので、今度こそ優勝を狙っていきますよ!


谷口信輝 選手

 今度こそ優勝が欲しいという気持ちで乗り込んだ鈴鹿ですが、予選がまたもや17位。厳しい状況ではありましたが、決勝は長いレースなので上がっていけるだろうという期待はありました。

 決勝では片岡選手が雨の中を頑張って順位を上げてくれて、サードスティントまでは順調にレースが進んでいました。僕も気合いを入れていったんですが、スプーン手前の高速コーナーでGT500とGT300とで絡んだときに飛び出してしまい、芝がフロントについたため、余計なピットインをすることになってしまいました。挽回しようと攻めたのですが単独スピンをしてしまい、個人的にとても恥ずかしいレースになりましたね……。

 その後、なんとか追い上げて8位という結果になりましたが、僕の失態で勝てるレースを落としてしまい、すいませんでした。


片岡龍也 選手

 まずは1000kmもの長丁場を応援頂き、ありがとうございました。17番手からのスタートでしたが、諦めることなく全力で戦い、ウェットとドライのコンディション変化の中を、チーム一丸で戦いました。

 しかし、今シーズンは何か拭いきれない悪い流れがあるのか、思うような結果を得ることができませんでした。応援してくれている皆様にもフラストレーションが溜まる展開ですが、僕たちは決して諦めずに残りのレースも戦っていきます。引き続き応援をよろしくお願いします


(次ページでは、「レーシングミクサポーターズも1000km頑張った!」)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ