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サイト/広告制作のパフォーマンス最大化に寄与

マーケ業務に群集の力を、B→Dashとクラウドワークスが連携

2015年08月04日 13時30分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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次世代型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」を提供するフロムスクラッチとクラウドソーシングサービスを運営するクラウドワークスが8月4日、事業提携で合意した。

クラウドワークスとフロムスクラッチが事業提携を発表

 B→Dashはマーケターに必要な機能を提供するサービス。昨今のマーケティングプラットフォーム市場では複数のツールを連携させて基盤とすることがあり、ツールの連携によるコスト高騰や操作の煩雑さが課題になっているという。B→Dashは多様な機能をワンプラットフォームで提供できる点を強みに、年内に300社の導入を見込むなど、その評価を高めている。

 一方、クラウドワークスは2012年3月に開始されたクラウドソーシングプラットフォームで、全国の企業と個人で働くひとをつなぎ、時間や場所にとらわれずに働ける機会を創出。2015年8月現在、会員数70万人、クライアント企業10万社を擁するまで成長している。

 今回の事業提携では、クラウドソーシングのワーカーを活用したクリエイティブ制作業務のアウトソーシングをB→Dash内から可能にする新機能を開発する。

 B→Dash導入企業は、自社サイトや広告制作などのパフォーマンス最大化を目的としたA/Bテスト、多変量解析、LPOなどを容易に実行する体制を整える一方で、多量のクリエイティブ制作関連業務が発生。特に自社内にデザイナーのいない企業を中心に、これらの業務への対応に悩む現状があったという。

 新機能により、B→Dash内から69万人が会員登録するクラウドソーシングサービスへのアクセスが可能となり、B→Dash導入企業はクリエイティブ制作リソースの迅速な調達が可能に。サイト/広告パフォーマンス改善のPDCAサイクルを早めることで、広告施策成果の最大化などが期待されるという。新機能の開発・実装は完了しており、8月10日より一般顧客向けに提供を開始する予定。

 両社は今後、B→Dash導入企業に向けたクリエイティブ業務スキルを持ったワーカーのランキング表示や、クラウドワークスのクリエイティブディレクターとの連携などに努め、両社のサービス向上を図る考え。

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