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Kinectを使えば全身のジェスチャーで個人認証が

マイクロソフト、多点タッチを活用した認証方式の特許を取得

2015年08月03日 18時41分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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スマホを4本の指で同時タッチして認証する

 マイクロソフトが多点タッチを活用した個人認証技術に特許を取得したことが明らかになった。

 7月30日に公開された情報(公開番号:US2015/0213244 A1)で、スマホのロック解除などに用いることができる個人認証技術。スマホではパスワード入力やパターン入力といったロック解除が現在用いられているが、肩越しに覗き込まれるなど単純な行為で他人に知られてしまう可能性は常にある。

指の長さや開く角度には個人差があることを利用するようだ

 マイクロソフトの特許では、スマホならば多点マルチタッチを持ちいることにより、指の長さや開く角度といった人それぞれのパラメーターを活用することで本人を特定するもののようだ(タッチに加えてスマホの加速度計を用いることで、細かい動きも認証に用いることができる)。

大型デバイスであれば身体のサイズが認証できる 

 興味深い点は、この技術はそのままスケーラブルなものとなり、壁面デバイスのような装置、またはKinectデバイスを前にジェスチャーを行っても個人認証が可能となる。ユーザーの身体パーツのサイズやそれを動かす癖といった真似されにくい要素も、スマホを使えば新しいデバイスの追加なしに取得可能というのは面白い。

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