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400パターンのフレーズも収録

“こぶし”まで再現。小林幸子のボカロ「Sachiko」が誕生

2015年07月28日 15時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

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ボーカロイドの「Sachiko」に合わせて歌う小林幸子さん

 ヤマハは7月27日、小林幸子の声をもとに開発した「VOCALOID4」対応女性歌声ライブラリー「VOCALOID4 Library Sachiko」のダウンロード販売を開始した。価格は1万2960円。

 特徴的な歌声の重厚感やきらびやかなハリを再現し、存在感のあるボーカルパートを作成できるだけでなく、「こぶし」や「しゃくり」といった歌い回しを再現するプラグイン「Sachikobushi」を同梱。「声の立ち上がり」や「揺れ幅」といった好みの効果を選べば、より本人に歌い回しを表現できる。また「歌います!」「降臨!」といった本人のボイスマテリアルを収録し、掛け声や挨拶なども楽曲中に盛り込める。

ボーカロイドの打ち込み方法を興味深そうにながめる小林幸子さん

 製品キャラクター「Sachiko」のデザインはイラストレーターの碧風羽が担当。小林幸子の出身地である新潟県の県木「雪椿」をモチーフに和のテイストを取り入れ、「戦う女性」をイメージしたという眼差しが印象的な仕上がりに。またパッケージの「Sachiko」のロゴは小林幸子の毛筆によるものを採用している。

「私にとっても新しい挑戦です」

「本人なので微妙に自分ではないことは分かりますが、それでもすごく不思議な気持ち。自分が歌っているのかと思ってしまいます」と小林幸子さん

 28日に都内で開催された発表会には本人も登壇し、「『小林幸子さんのボーカロイドを作りたい』という話をうけて、本当にそうなったら楽しいだろうなと思いましたが、実現できて嬉しく思っています。

 レコーディングも歌を歌うのとは全く違っていて、普段は長く歌っても声がかすれない私ですが、とにかく膨大なフレーズを録音するので、(ボーカロイド用のレコーディングの)翌日はからからになってしまいました」とコメント。

 また自身の声がボーカロイドになった感想について「人間の身体を通した歌を機械で作るのは不可能ですが、『ブレスなしで100小節早口で歌う』など、生身の人間ではできないようなことができるのがボーカロイドの面白いところ。それを楽しみたい気持ちです。Sachikoをきっかけに演歌の世界を知る方も出てきたらいいなと思いますし、私にとっても新しい挑戦です」と話した。

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