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ファーウェイ通信 第3回

税別3万円弱でオクタコアCPU&1300万画素カメラ 新色ゴールドも美しい!

SIMフリー機で最強バランス! 「HUAWEI P8lite」の実力を徹底検証

2015年08月12日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII.jp

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リアは1300万画素、インは500万画素のカメラ機能
自撮りはパーフェクトセルフィーがうれしい

 カメラは、1300万画素のアウトカメラと500万画素のインカメラを搭載する。目玉となるのは「パーフェクトセルフィー」機能。10段階の美顔補正をしてくれる「ビューティーモード」において、持ち主の顔を撮影時に自動認識し、あらかじめ設定しておいたレベルに補正をしてくれる。この機能はグループ撮影時にも有効で、フレーム内の持ち主の顔を認識し、設定しておいたレベルで補正を行なってくれる(持ち主以外は通常の効果となる)。

 パーフェクトセルフィーで補正できる項目は肌のなめらかさや目の大きさ、顔の輪郭のスリムさなど5項目。補正レベルを上げていくとどんどん顔が変化していっておもしろいのだが、やり過ぎでもあまりよくない(特に男性の場合)。端末の持ち主については常に自分でいいなと思ったレベルで補正してくれるわけだ。

パーフェクトセルフィーではあらかじめ設定しておいた補正度合いを、今後ビューティーモードで自分が写るときは常に適用してくれるというものだ

 撮影モードは「パノラマ」モードや明度差を広くとれる「HDR」モード、撮影後でもピントの場所を変えられる「全フォーカス」モードなどが用意されている。旅行先などでの記念写真に役立ちそうなのが「ウォーターマーク」モードで、撮影時の時刻や現在地、天候などを写真内に透かしとして入れられる。あとで「この友達との写真はいつのだったっけ?」などと悩まなくて済むわけだ。

撮影時の時刻や現在地、天候などを写真内に透かしとして入れられる「ウォーターマーク」モード

 暗所での撮影も優秀だ。今回の作例では夜の盆踊り風景を撮影してみたが、ノイズの少ない鮮明な写真を撮影できた。薄暗い店内での料理写真など、活躍してくれる場面は多そうだ。

 ちなみに通常のカメラ機能とは別に、画面オフ時に音量ダウンキーを2回押すとカメラが起動してクイック撮影できる「ウルトラスナップショット」機能も用意されている。画面オフから撮影できるため、フレーミングが難しいのだが、撮り逃したくない一瞬のシーンを残せる可能性が高くなる。また、同じ操作でカメラの起動だけを行なう設定にも変更できる。

画面オフ時に音量ダウンキーを2回押すとカメラが起動してクイック撮影される「ウルトラスナップショット」機能

 5型IPS液晶は、発色が鮮明かつ自然。画面解像度はHD(720×1280ドット)だが、画面サイズを考えると、これで十分だという気もする。視認性については、室内では良好なものの太陽光下ではやや反射が多く、少し厳しいかもと思っていたら、画面の設定で「太陽光の下での視認性向上」という設定をオンにできる。このモードは有効にしておくことをオススメしたい。

画面の設定から「太陽光の下での視認性向上」というモードをオンに

 サウンドは、高性能なモバイルスピーカーとファーウェイ独自の「Smart PAシステム」の採用により、大きく澄んだ音を楽しめる。ボリュームを最大に近づけていっても音のひずみは少なく、安価なポータブルスピーカーを使うくらいならP8lite単体のほうがよいと思わせる出来だ。

 なお、最近の高性能スマホではたびたび問題になる発熱問題だが、P8liteではほとんど気にならない。動画をしばらく見続けていると背面がほんのりと温かく感じられることはあったが、アプリが動作しなくなるといった事態は経験しなかった。よほど特殊な使い方をしなければ気にする必要はないだろう。


(次ページでは、「画面でさっと文字を描くだけですぐに目的の機能を起動できる!」)

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