このページの本文へ

ユーザー獲得のためのアプリ広告3つの種類

2015年05月12日 11時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

アプリをプロモーションする目的 = “ユーザー獲得”です。

ユーザーを獲得する…と言っても様々な手段があり、広告は重要な手法の1つです。今回はアプリプロモーションする上で効果的な広告を、大きく以下の3つに分けてみました。

  1. リワード広告
  2. アドネットワーク
  3. その他

1.リワード広告

リワード広告とは?

ユーザーにインセンティブを与える代わりに、広告にアクションしてもらう広告のことです。

実施目的

目的は、リワード広告にアクションしてくれたユーザーの獲得ではありません。リワード広告に出稿すると、インセンティブ目当てのユーザーにより、短時間に大量のアプリダウンロードが集中します。その結果、無料ランキングが一時的に上昇するため、ランキングを見てダウンロードしてくれるユーザー(=自然流入ユーザー)の獲得を目的としています。

実施判断のポイント

判断のベースは、【想定自然流入ユーザー数】です。ただ、自然流入ユーザー数はアプリのジャンルによって大きく異なるため、一時的に上昇する想定ランキングをマイルストーンとしています。

想定ランキングは、基本的にはリワード広告件数に比例していますが、

  • 上位ランキングにあるアプリの顔ぶれ
  • 一定時間当たりに消化可能なリワード広告件数

などにも左右されるので、実施する際は自然流入ユーザー数を様々に想定しています。また、リワード広告の出稿頻度などによって、ランキングの上がり方は異なるので、回数を重ねるほど、注意して想定する必要があります。

2.アドネットワーク

アドネットワークとは?

複数のアプリ面の広告枠を束ねて、同じ広告を同時に配信する方式のことです。

実施目的

アプリに対してモチベーションの高いユーザーの獲得です。リワード広告とは違い、広告にアクションするモチベーションがインセンティブ目当てではなく(=ノンインセンティブ)、純粋に興味をもってアクションしてくれているため、アクティブユーザーとなりうる可能性が高い傾向にあります。

出稿継続判断のポイント

アドネットワークを通して獲得したユーザーの継続率】と【ROAS(=Return On Advertising Spend:かけた広告費用の回収率)】です。

ただ、この2つは変数であるため、開始後ある程度ネットワーク毎の傾向が見えてきたらCPI(= Cost Per Install:1インストールにかかる費用)を判断のマイルストーンとしています。その後、CPA(= Cost Per Actoin:そのアクションにかかる費用)のアクションを継続や課金に置いて費用対効果を見ています。

3.その他

この中には、ノンインセンティブCPI広告純広告記事広告など、様々な広告に加え、ソーシャルメディアパブリシティも含めています。
※ここでは1つ1つお話すると長くなってしまうため、「その他」と記載しています。

出稿判断のポイント

基本的には、アドネットワーク同様、【継続率とROAS】を見ています。ただ、単体での出稿では、

  • ユーザー獲得効率の最大化が難しいもの
  • 直接的にユーザー獲得をしにくいもの

などがあるため、主にアプリ内のイベントやキャンペーンと合わせて出稿するかどうかを判断しています。

以上、「アプリプロモーション広告3つの目的」でした! これから、プロモーションのみならず、スマホゲーム及びその周辺領域に関する内容をお届けできればと思っています。メンバー交代制で書いていくので、お楽しみに!

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています