森の中や海の中、宇宙にいるような演出で子供を怖がらせない検査環境
フィリップス、患者がリラックスできるMRI用映像・音楽ソリューションを販売
2015年04月10日 17時38分更新
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは4月10日、MRI検査を受ける患者がリラックスできるライティングソリューション「In-bore solution」を販売すると発表した。4月17日より発売する。
MRI(核磁気共鳴イメージング)装置は人体を輪切りにするような断層撮影が可能でさまざまな診断に用いられているが、圧迫感のある装置や駆動音によって不安を感じる患者も多い。
In-bore solutionは、MRI装置やその周辺に設置するモニターやスピーカーからの映像や音楽を流すことで患者をリラックスできる検査環境の提供。MRI装置の背面にある特殊モニターからの映像を用意されたミラーで反射させ、検査中も映像を見ることができる。
アンビエント エクスペリエンスと呼ばれる無段階調光照明により、検査室の色調を変化できる照明技術や、独自技術ConforToneによりMRI騒音を80%低減するなど、MRI検査環境を改善することができるという。価格は2400万円より。