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機能テストやセキュリティ/パフォーマンス試験も、自動化で短期間/低コスト

日本IBM、モバイルアプリのテスト代行センターを開設

2015年03月31日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本IBMは3月30日、モバイルアプリに対する多様なテストサービスを提供する「IBMモバイル・テスト・センター」を4月2日に開設すると発表した。自動化された機能テストのほか、セキュリティやパフォーマンス、ユーザビリティといった非機能テストも実施する。

 IBMモバイル・テスト・センターは、多様なモバイルデバイス/モバイルOSに対応したアプリの開発と運用の支援を目的とした施設で、IBM幕張事業所内に開設される。顧客からの依頼に基づいて、専門家がモバイルアプリのテスト作業を代行し、発見された不具合を顧客にフィードバックする仕組み。

IBMモバイル・テスト・センターでは、モバイルアプリのテスト作業代行サービスを提供する

 アプリのテストには、IBMの「Rational Test Workbench Eclipse Client」「Rational Quality Manager」「Rational Team Concert」やパーフェクト・モバイル社の「Perfecto Mobile」といったソフトウェア群を利用して自動化を図り、短期間かつ低コストで高品質なテストを実現する。同様に、セキュリティテストにも「IBM Security AppScan Source」を用いる。

 さらに同センターでは、モビリティ管理ソリューション「IBM MaaS360」(関連記事)の構築も支援し、アプリ配布やデバイス管理の運用負荷の軽減を支援する。

 サービス利用料金は、テスト対象アプリの特性やデバイス数などに応じて変化するため、個別見積もりとなる。テスト1回あたりの価格(税別)について、IBMでは「初回テストは120万円から、複数デバイス/複数バージョンで同じテストを実施する場合は半額程度になる見込み」としている。なお、テスト期間は通常2~3週間程度を想定している。

 IBMでは今後、さらに同センターのサービスメニューを拡充していく方針。開発テスト/パフォーマンス測定/セキュリティ検査に続いて、アプリの配布や運用/保守の支援も

「IBMモバイル・テスト・センター」のフォーカスエリアと提供サービスメニュー

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