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Build 10041への更新方法も紹介

Windows 10新ビルドで“少し”使いやすくなった3つの機能

2015年03月26日 07時00分更新

文● 金子/ASCII.jp

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Windows 10 Technical Preview版「Build 10041」のデスクトップ。右下に「評価コピー。Build 10041」の文字が

スタートメニューのカスタマイズ機能は改善

 Windows 10で復活したスタートメニューは、Windows 7までのスタートメニューにあるアプリ一覧に加え、右側にアプリタイルが追加された新デザインとなっている。このアプリタイルに登録されたアプリケーションの並びをドラッグ&ドロップで変えることは、Build 9926でもできた。しかし、アプリタイルに新しいアプリケーションを直感的に登録することはできなかった。

Build 9926のスタートメニュー。左側の一覧にある「付箋」アプリケーションをタスクバーに登録。この作業はドラッグ&ドロップで行なえるのに、スタートメニューへの登録はドラッグ&ドロップでは不可能だ

 エクスプローラーで登録したいファイルを表示し、右クリックメニューで「スタートにピン留め」を選ぶ。もしくは、スタートメニューのアプリ一覧の右クリックメニューで「スタート画面にピン留めする」といった操作が必要だったのだ。

 Build 10041では、この点が改善。アプリ一覧からドラッグ&ドロップで、アプリタイルにアプリケーションを登録することが可能となった。

Build 10041のスタートメニュー。アプリ一覧の「エクスプローラー」をアプリタイルに、ドラッグ&ドロップで登録

 細かい改善点だが、アプリタイルへの登録が分かりやすくなり、カスタマイズが行ないやすくなった。アプリ一覧内のドラッグ&ドロップによるカスタマイズが行なえないなど不満はあるが、Windows 7のスタートメニューの便利さに近づいてきたようだ。

無線LAN設定はWindows 7/8に近いUIに

 無線LANの設定画面の表示方法も変わっている。Build 9926では、タスクトレイの無線LANアイコンをクリックすると、「Setting」の設定ウィンドウが表示された。これに対しBuild 10041では、ポップアップが表示されるようになった。

Build 9926の無線LAN設定画面。「Settings」のウィンドウが表示される

Build 10041の無線LAN設定画面はポップアップ表示に

 Windows 7やWindows 8で使い慣れた方式に戻ったわけで、Build 9926よりわかりやすく感じる。

仮想デスクトップは直感的な操作が可能に

 Windows 10からの新機能である「仮想デスクトップ」も改善される。仮想デスクトップは、「デスクトップ1」「デスクトップ2」「デスクトップ3」と複数のデスクトップを作って切り替える機能。Build 9926では、デスクトップ1で使っているアプリケーションをデスクトップ2に移動するには、「タスクビューアイコン」をクリックして表示されるアプリケーションウィンドウ上で右クリックし、移動先を選ぶ必要があった。操作がまどろっこしいのだ。

Build 9926で、デスクトップ1にある「リモートデスクトップ接続」をデスクトップ2に移すには、右クリックで「移動」-「デスクトップ2」と選ぶ必要がある

 これに対しBuild 10041では、ドラッグ&ドロップでアプリケーションのデスクトップ間移動が行なえる。新しいデスクトップの作成を同時に行なう事も可能で、直感的に分かりやすい。仮想デスクトップの機能自体に変わりはないが、使い勝手という点では、やっと分かりやすくなった。

Build 10041では、「デスクトップ2」にドラッグ&ドロップするだけ

「新しいデスクトップ」にドラッグ&ドロップすれば、デスクトップの追加とアプリケーションの移動が一度に行なえる

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