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画像処理は2倍高速!? 「dynabook R63」で感じる第5世代Core i7の実力!

2015年03月12日 08時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

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どっちが新機種でしょう? 正解は左

どっちが新機種でしょう? 正解は左

 東芝ダイレクトの13.3型モバイルノート「dynabook R63」を大活用している、という記事を書いた(関連記事)が、その後継となるモデルが登場。乗り換えることにしたのである。

 はっきり言ってしまえば、見た目において新機種感はない。アルミ合金素材を採用するボディー外観はほぼ一緒であり、OSもWindows 7と変わらない。13.3型のフルHDディスプレーも、筆者が気に入っている「アキュポイント」(スティック型ポインター)も、いまだに慣れない矢印キーもそのまま踏襲されている。

ヘアライン処理が高級感を演出する天面パネル

ヘアライン処理が高級感を演出する天面パネル

キーボードも従来モデルと同じ。右下の矢印キーの「↑」と「↓」がかなり近くて押し間違えることが多い

キーボードも従来モデルと同じ。右下の矢印キーの「↑」「↓」がかなり近くて押し間違えることが多い

左側面にはUSB 3.0端子とHDMI、アナログRGB端子も装備する

左側面にはUSB 3.0端子とHDMI、アナログRGB端子も装備する

右側面にはSDメモリーカードスロットにUSB 3.0×2、有線LAN端子を搭載。従来機と同じだ

右側面にはSDメモリーカードスロットにUSB 3.0×2、有線LAN端子を搭載。従来機と同じだ

 では何が変わったのか? まずCPUがCore i7-5500U(2.4GHz/最大3GHz)になった。1月に発表されたばかりの第5世代Core iプロセッサー(Broadwell-U)である。

 従来モデルのCPUはCore i7-4510U(2GHz/最大3.1GHz)であり、ベースクロックが向上。また、(CPU内蔵の)グラフィックスは「インテル HD グラフィックス 4400」から「インテル HD グラフィックス 5500」になっており、こちらもベースクロックは200MHzから300MHzに向上している。

左が新機種、右が従来機の結果

 実際にベンチマークソフト「PCMark 8」でdynabook R63新旧モデルの計測を行なってみた。おそらく一番基本的な「Home」で測定したところ、旧機種が2169なのに対し、新機種が2874というスコアだった。

 細かく見ていくと、ウェブブラウズやテキスト作成の項目はそれほど変わらないが、写真加工については2倍以上のスコアとなっている。また、ビデオチャット動画のエンコーディングについても2倍以上の性能となった。

 カジュアルゲームの項目でも、旧機種が15.4fpsなのに対して、新機種は21fpsと描画性能が高速化しており、主に映像・画像系の処理でパワーアップしていることが分かる。

 ただ、本機はビジネス用途での活用が多いと思われるので、主にビジネス系ソフトの使用を想定した「Work」でも測定してみた。結果は、旧機種が3382だったのに対して新機種は3956というスコアになった。

 項目的には写真加工の項目がなく、カジュアルゲームの代わりにスプレットシートが加わっているだけだが、そのスプレットシートの結果が新機種は旧機種の2倍優れており、表計算ソフトも快適に使用できそうだ。

 このように処理性能を強化しながらも、バッテリー駆動時間は従来の約13時間から約15時間(JEITA Ver2.0)となっており、より快適に、かつより長く使えるようになった。

 直販価格は18万4680円(Office付きモデルは20万5200円)ということで決して安くはないが、本気で使えるモバイルPCが欲しいのであればおススメだ。

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