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「電車遅延連動目覚まし」から「3D路線探検」まで!16点が受賞

東京メトロも驚いた、オープンデータ活用の優秀アプリ発表

2015年02月21日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 東京メトロは2月20日、列車運行状況などの同社オープンデータを活用したアプリ開発コンテストの優秀作品16アプリを発表した。鉄道事業者による国内初のオープンデータ公開は、主催した東京メトロ自身も「予想外」とコメントするほどの盛り上がりを見せたようだ。

東京メトロの「オープンデータ活用コンテスト」授賞式。多くの応募があったため、当初の予定よりも受賞者数を倍に増やし、合計16組に賞が贈られた

2カ月間に281点の応募、海外からも

 東京メトロのオープンデータ活用コンテストは、同社の創立10周年を記念した取り組みの1つ。全線の列車位置、遅延情報、駅構内施設情報などをオープンデータとして一般開発者に公開し、「東京メトロの利用者がより便利でより快適になるようなアプリ」の開発を呼びかけた(関連記事)。グランプリ賞金は100万円。

同コンテストの応募期間は、2014年9月12日から11月17日の約2カ月間。応募者の年齢は17歳から64歳までと幅広かった

 約2カ月間という短い募集期間にもかかわらず、オープンデータ(開発者サイト)の利用登録は2328件、アプリの応募は281件あったという。すべての応募アプリ(iOS/Android/Webアプリ)は東京メトロのサイトで公開されており、実際に使用できる。

乗り換え支援、ダイヤ乱れ時の判断、ディープスポット案内まで

 グランプリを受賞したのは、路線図+時刻表アプリの「ココメトロ」(池間健仁さん)。「駅のホームにある路線図や時刻表を、手元でわかりやすく見られるようにしたい」という動機から、シンプルな路線図上に、最寄り駅からの次の発車時刻、目的駅への到着予定時刻、乗り換え路線の発車予定時刻といった複雑な情報を、わかりやすくまとめている。

「ココメトロ」でグランプリを受賞した池間健二さん。これから乗る路線の駅発車時刻、目的駅到着時刻、乗り換え路線の発車時刻をわかりやすく表示する。路線上各駅の時刻表もワンタップで表示できるので、電車遅延の場合の乗り換えも考えやすい

 また優秀賞は、列車遅延情報や気象情報と連携した目覚ましアプリ「もしもアラーム」(Ahiru Factory)、通勤通学路線でダイヤが乱れた際に具体的な状況を伝える「遅延予報 東京メトロ版」(エムティーアイ)の2点に贈られた。

列車遅延データや降雨データをインターネットから取得して、通勤通学に時間がかかりそうならふだんよりも早めに起こしてくれる優しい目覚ましアプリ「もしもアラーム」
ダイヤ乱れ時に“電車の詳細な位置表示”“先行列車の所要時間実績表示”などの機能で、振替輸送を使うべきかどうかなどの判断を助ける「遅延予報 東京メトロ版」

 goodデザイン賞は、訪日観光客にリアルタイム混雑情報や沿線の“ディープスポット”案内を提供する「TOKYOTOKYO」(博報堂アイ・スタジオ)、高低差のある“立体地下路線”上をリアルタイムに列車が走る「東京動脈 Flow-in」(栗山貴嗣さん)の2点が獲得した。

「TOKYOTOKYO」は訪日観光客向けのアプリ東京メトロ沿線のディープスポットも案内「東京動脈 Flow-in」は高低差のある3D地下路線を列車が走る!

 そのほか10thメトロ賞として10作品が、特別賞として1作品が選出されている(以下参照)。エレベーターやトイレの施設情報を利用したナビアプリ、他のネットサービスとマッシュアップをしたアプリなどさまざまだ。
■10thメトロ賞地下鉄多言語化MOD(@mima_itaさん)/ママのお出かけサポート(gherzさん)/うちカエル(トムソーヤ)/Metronavi(Nobuhito Ibarakiさん)/いまどこ?(日向慧さん)/Metro Toilet Finder(hassakuさん)/東京メトロエレベーター案内(MetaPGRS)/TrainNow -トレインナウ-(yukionoさん)/ねえ、東京メトロさん これ見てよ!(ビッツ)/四季電車(おこいさん)

■特別賞Citymapper(Citymapper)

(→次ページ、国内鉄道事業者で初の試み、東京メトロは「刺激を受けた」

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